どうもー、ゆきかざです!
この記事を書いているのは3月下旬で、もう年度が替わろうとしています。
「保育園の1か月」シリーズも新年度を迎えることになります。
3月から4月の保育園は激動の日々です。
そんな保育園の様子を私の経験を基にお伝えしたいと思います。
このシリーズでは1月毎にその月の保育園のイメージだったり、その月をどんな風に保育士が考えて過ごしているかを書いていきたいと思います。
保育士がといっても私(ゆきかざ)の主観がほとんどになりますが・・・
あらためて、このシリーズで伝わったら嬉しいこと。
・保育士さんに「あー、うちの園もそんな感じ」と共感してもらえたら嬉しい。(「うちは全然違うし、なんだこれ!」と思われた方はすみません(笑))
・保育士を志している学生さんに、保育園の一月はこんな感じなんだとざっくり知ってもらえたら嬉しい。
・子を持つお母さん、お父さんに保育士はこういうことを考えて子どもを見ているんだと知ってもらえたら嬉しい。
・保育園て実際のところ、なにをしているのか全く想像つかない人に保育園の様子が伝わったら嬉しい。
今日は4月の保育園について書いてみたいと思います。
Contents
4月の保育園の流れ・イメージはこんな様子
4月の保育園のざっくりとした流れ・イメージを説明したいと思います。
在園児は進級したことを喜び、大きな自信になる
4月の最初の日に子どもたちは進級し、1つおにいさんおねえさんになります。
3月中に部屋の引っ越しや移行などを済ませてしまう園もあれば、4月の最初の日に移動するという園もあると思います。
春休みのない保育園は4月の準備が本当に大変です・・・(笑)
子どもたちは進級したり、部屋が変わることをとても喜びます。
そんな気持ちをまずは受け止めてあげて、自信をもって1年をスタート出来るようにしてあげたいですね。
春や桜などのキラキラしたイメージとは違う
4月は春の爽やかさや桜の綺麗さが目立ちます。
入園をイメージさせるイラストには青空や桜をバックに子どもたちが笑顔で描かれていますよね。
でも、実際の内部事情はそんな爽やかさとは正反対です(笑)
園内には泣き声がずっと響き渡っています。
これは保育者が悪いとかそういうわけではなく、4月の保育園の当たり前の光景です。
小さい子が初めて親と離れて生活するようになるのですから、泣いて当然ですよね。
大きい子であっても初めての場所で初めての人と関わり、過ごすのですから当然不安で泣いています。
大変な日々ですが必ず子どもはいつかは保育園に慣れ、笑顔を見せてくれる日が来ます。
職員の入れ替わりもあってバタバタする
3月に年長さんが卒園となり、4月に新入園児が入園します。
でも保育園で入れ替わるのは子どもだけではありません。
4月になると新しい職員も入ってきます。
「新卒」だったり「中途採用」だったり「異動」だったり色々な方がいます。
経験や立場はそれぞれ違いますが、どの方にも言えるのは不安や戸惑いでいっぱいだということです。
その方たちにも保育園のことをしっかり教えていかなければなりません。
特に「新卒」の子に対してはより丁寧に教えて、保育士として育ててあげてほしいです。
クラス担任を4月から誰と組むかによっても保育が変わってくるので、職員同士の関係でまたソワソワするというのも4月の特徴といえます。
だから毎年クラス発表と言うのは緊張するのですね・・・
4月を過ごす上で保育士として大切な気持ちや心構え
その月を保育士として過ごす上でのリアルな心境や、大切にしたい気持ち・心構えを書きたいと思います。
保育士を何年やっても4月はいつも不安になる
新年度の始まりである4月は保育士を何年やっていても、緊張するし不安になります。
新入園児からしたら保育士が何年目の先生かなんて関係ないですもんね(笑)
ある意味、保育力を試されるような気がしてドキドキします。
子どもとも相性がありますし、経験の浅い先生の方がすぐに子どもに慣れたりもします。
珍しいけれど、時々は男の先生じゃないと大泣きするっていう子もいてくれたりします(笑)
そんな風に子どもだってそれぞれですから、保育士同士で協力して連携してやっていくことがなにより大切ですね。
子どものかわいさや保育士のやりがいをあらためて感じる
4月は本当に保育士にとっては大変な月です。
大泣きする新入園児がいて、職員も新しい職員がいたり、新しく組む先生となかなか動きが合わなくてバタバタしたりします。
そんな中でも、子どもたちが少しずつ保育園に慣れていく様子を見ることが出来るのはとても嬉しいです。
毎日泣いていた子が笑顔を見せてくれたり、自分に対して抱っこを求めてきたり。
想像するだけで笑みがこぼれてしまいますね(笑)
大変な中でも「やっぱり子どもってかわいい!」って思い返させてくれるのが4月の良い所だと思います。
そんな余裕が出来るまでにはかなり時間がかかりますが・・・(笑)
4月の内に基本的な流れを決めておくとクラスが落ち着く
毎日を終わらせていくだけでも大変な4月ですが、4月の内にしっかり1日の流れや約束事を決めておくと、1年を通して落ち着いて過ごすことが出来ます。
朝の会や帰りの会の流れ、誕生会の流れ、生活における動線の確保などクラス担任同士でしっかり話し合って決めておきましょう。
子どもが1番迷うのは途中で何度もやり方が変わることです。
4月の内に基本的な流れを決めて、子どもたちに伝えてあげましょう。
「あと少しでGW」という気持ちが救いになる
大変な4月を過ごしている中で、保育士の心の支えになることはいったいなにか?
それは「少し頑張ればGWが待っている」ということです(笑)
毎日カレンダーを眺めながら、とりあえずそこまで頑張れば休める・・・と思うと、なんとか大変な日々も頑張ることが出来ます。
どうしても辛くなったら、GWの楽しい予定を想像して自分を奮い立たせましょう(笑)
(GW明けにはまた落ち着かない日々が待っていますが、それを考えるのはやめましょう(笑))
4月の主な行事はどんなものがある?
<4月の主な行事>
・入園式
・進級式
・こどもの日の会 など
入園式・進級式で1年が始まる
年度の始まりは「入園式」「進級式」で始まります。
新しく入園してくる子をお祝いし、在園児(以前から保育園にいる子)は1つ進級することをお祝いします。
式の準備に関しては3月中に行わなければいけないので、係に任命されると大変です(笑)
なんで4月にこどもの日の行事を行うの?
4月に「こどもの日」に関する行事を入れました。
「こどもの日は5月5日なのになんで?」と思うかもしれません。
まぁカレンダーを見れば分かりますが、5月5日は祝日なので4月の内にやっちゃおうということですね。
ましてやこの記事を書いている2019年は暦通りの保育園なら10連休でもあります。
仮に5月1日・2日が開園の年だとしても、そこを休む子どもも多いので、あまりそこに行事を入れることはありません。
こどもの日が終わってからやることもあまりないですね、こいのぼりもしまってしまいますし(笑)
そういった理由で4月中にこどもの日に関する行事を行うことが多いのです。
4月におすすめの歌・絵本
4月におすすめの歌
春の歌を中心に歌われるのが4月ですね。
また上記に挙げた行事で歌う歌が中心となってきます。
「春」に歌える歌はこちら
「入園式・進級式」で歌える歌はこちら
「子どもの日」に歌える曲はこちら
4月におすすめの絵本
春らしい歌が好まれて読まれるのが4月です。
年度が始まって最初の月なので、なるべくシンプルなものを読んであげるといいと思います。
園で購入したり、事前に図書館で借りるなど用意をしておきましょう。
もちろん個人で買うのもありです。
絵本を持っていることは自分の保育士としての資産になりますし、自分の子どもや親せきの子に読んであげることも出来ます。
以下は私のおすすめです。
「中川ひろたか」さんのこのシリーズは本当に面白く、子どもからも大人気です。
子どもたちの大好きなおばけを通して、春を伝えられる1冊です。
4月は保育士にとって特別な月である
4月は保育士にとって1年の始まりの年です。
かわいい子どもたちとの、新しい出会いが待っています。
しかし「保育園で働く」という点ではめちゃめちゃ大変な月でもあります。
新入園の子は大泣きし、職員同士もまだ慣れず息が合わないことで、うまくいかないことも多いです。
体調も崩しやすく、ストレスも溜まります。
「新卒」の子なんかは「ずっとやっていけるのだろうか?」なんて不安に思うこともあるでしょう。
それでも子どもたちは必ず保育園に慣れていきます。
いつまでも泣いている子はいません。
職員同士の連携も少しずつ取れてきます(性格的に合わないとかは別(笑))
辛いことは多いかと思いますが、なにより子どもたちのかわいさを励みにがんばってほしいと思います。
あとはなによりGWが待っていますから!(笑)
それらを楽しみにして頑張りましょう!
このシリーズも新年度に入り、やっと3分の1を書き終えました(笑)
よかったらまた見てください!
他の月の保育園についてはこちらからどうぞ!
それではまた明日!