どうもー、ゆきかざです!
本日は保育園の【誕生会】について書きます。
保育園では子どもの【誕生会】を行うことが多いです。
【誕生会】をどういう流れで行うかは、保育士として悩むところです。
そこで私が経験してきたことを踏まえて【誕生会】で行うべきことや、ポイントを書きたいと思います。
また、【誕生会】で歌えるピアノ曲も合わせて紹介します!
Contents
【誕生会】の形式は?園全体で行う?クラスで行う?
【誕生会】をどのように行うかは保育園によって違います。
私が経験した中では保育園全体で行うものと、クラス単位で行うものがありました。
2つについてそれぞれ考えてみたいと思います。
保育園全体で行う【誕生会】
私的にはとても大変だった記憶があります。
毎月行うので年に12回あり、場合によっては他の行事とセットで【誕生会】ということもありました。
例えると7月は【七夕+誕生会】などです。
園の7月生まれの誕生日の子を全員紹介しつつ司会進行を行い、出し物もして、さらに「七夕」の行事の要素も組み入れるというものでした。
そこに保護者参加も可能だったので、見られるプレッシャーや保護者が来ることで興奮したり、大泣きする子どもがいたり、ハプニングの連続でした。
担当が1人というわけにはいかないので、毎月2~3人の担当がいて、そうなると年に【誕生会】だけで3回くらい担当になったりするわけです。
それは消耗しますよね・・・(笑)
もちろん園によっては園全体でも簡素に行う場所もあると思うし、あくまで私の経験上のイメージです。
クラス単位で行う【誕生会】
クラスに誕生日の子がいる時に、そのクラスのみで【誕生会】を行う園もあります。
クラス単位といっても、園全体で行うことがしっかり統一されている所もあれば、各クラスの裁量に任されているところもあります。
先ほどの園全体での誕生会のように大きな準備は必要ないかもしれませんが、クラスで行うための準備は全て担任が行わなければいけないと考えると、かなりの労力となります。
クラスに30人いたとしたら、年に30回行いますからね。
バースデーカードの作成などもかなり大変です。
メッセージを書いて装飾したり、保護者にもメッセージをお願いしたり・・・
それでも先ほど挙げた園全体でやるよりかは私はこちらの方が、ありがたいです(笑)
ただ、園全体で行う【誕生会】もみんなで祝福する雰囲気が好きでした。
職員による出し物も考えたり準備は大変でしたが、子どもが喜んでくれると嬉しかったですしね。
【誕生会】で行うことってどんなこと?
【誕生会】の中にどういった項目を入れていくか?
これも各園や各クラスによって特色が違います。
私が思いつく限りでは
・誕生児の名前を聞く
・誕生児の年齢を聞く
・誕生児の生年月日を聞く
・誕生児にインタビューをする(保育者から・友だちから「好きな食べ物は?など」)
・ケーキ(製作したもの)のロウソクを誕生児が消す
・誕生児にバースデーカードのメッセージを読む(保護者から・担任からなど)
・誕生児にバースデーカードを渡す(保育者から・好きな友だちから)
・誕生日にちなんだ歌をみんなで歌い、お祝いする
・誕生児にプレゼントを渡す(年長児が作成したものなど)
・誕生児にクラス全員でハグをする
・次の誕生日の友だちを紹介して次回に繋げる
こんなところしか出てきませんでした(笑)
年長児が各クラスに出向いてお祝いするというやり方もしたことがあります。
きっと園によって色々なカラーがあるのかなと思います。
【誕生会】を行う時の3つのポイント
私が【誕生会】を行う上で大事にしたいポイントは
・誕生児を心を込めてお祝いすること
・誕生日の特別感を感じられるようにすること
・誕生会の流れを1年通して同じにすること
この3つです。
1、誕生児を心を込めてお祝いすること
これまでは【誕生会】の形式の話でしたが【誕生会】で1番大事なのは心を込めて誕生日のお友だちをお祝いしてあげるという気持ちの面だと思います。
その時も「誕生日だからお祝いしてあげよう」という風に伝えていくのではなく「誕生日がなんで特別なのか?」という観点で子どもたちに伝えるようにしています。
誕生日は1年に1日だけです。
2日ある子もいないし、誕生日がない子もいません。
365日(366日)のうち1日だけの特別な日です。
そういった特別な日をみんなで心を込めてお祝いすることが【誕生会】の1番のポイントだと思っています。
心を込めてお祝いされるととても嬉しいし、その子は他の子の誕生日の時は同じように心を込めてお祝いしてくれます。
もちろん、大人になっても誕生日をお祝いされるのは嬉しいですよね?(笑)
【誕生会】の内容を考えることも大切ですが、1番大事なのは気持ちです。
2、誕生日の特別感を感じられるようにすること
先ほど挙げましたが、誕生日は1年に1日しかないその子にとって特別な日です。
【誕生会】を通してその日がその子にとって特別な1日になるように、みんなでお祝いしてほしいです。
【誕生会】の時だけがその子をお祝いする時間ではないですよね。
その子がウキウキと登園した時に最初に「お誕生日おめでとう!」って言ってあげるだけで特別を感じられます(腹黒いことを言うと、それを見た保護者の反応も良くなります(笑))
【誕生会】が終わっても、その日1日はまだまだ誕生日が続いています。
あくまで【誕生会】をきっかけとして1日中ずっと特別感を感じられたらいいなと思います。
園内でその子にあった時には何度でも「お誕生日おめでとう!」って声をかけてあげてください!
3、【誕生会】は1年を通して同じ流れで行うこと
【誕生会】で大事なのは1年を通して、誰の時でも同じようにやってあげることです。
年度の途中でやり方を変えたりして(極端に例えれば急に豪華になったりしたら)これまでにやってきた子に不公平感が出てしまいます。
1年に1日の特別な日だからこそ、その日はみんな同じようにお祝いしてあげることが大切です。
もちろん細かい部分で会が盛り上がるように変えていくのはOKです。
また、園全体での【誕生会】の場合は毎月内容が変わることも少なくありません。
ただ、月ごとに大きな差が出ないように基本の部分はしっかり統一することが大切です。
ですので年度が替わる前にしっかりと園全体やクラス内で準備しておく、話し合っておくことがポイントです。
【誕生会】のために絶対に抑えておきたい1曲「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」
【誕生会】にはお祝いの歌が付き物ですよね。
保育園で歌える「バースデーソング」もたくさんあります。
今日は、その中でも絶対に抑えておきたい1曲だけ紹介します。
その曲はもうベタ中のベタですが「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー(HAPPY BIRTHDAY TO YOU)」です。
当たり前すぎる曲で面白みはありませんが、保育士として絶対に頭に入れておきたい1曲です。
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」の説明
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」は元々アメリカで歌われていました。
それが世界中で歌われるようになり今では「世界で最も歌われている曲」としてギネスブックに掲載されています。
それくらい誰もが知っている歌ということですね。
子どもたちも聞く機会が多いので、英語でもすぐに覚えて歌えます。
歌うのにおすすめな年齢
歌うのにおすすめな年齢:0~5歳
何歳がおすすめというよりは何歳クラスであっても一緒に歌う、歌ってあげるということが大切になる1曲です。
歌うのにおすすめな月・季節・行事
歌うのにおすすめな行事:誕生会 誕生日
こちらもおすすめとかではなく、子どもたち1人ひとりの誕生日の時に心を込めて歌ってあげましょう。
行事で考えると【誕生会】の時に歌うことになります。
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」の歌を教える時やピアノで弾くときのポイント
・英語の歌詞の意味を子どもたちにしっかり伝えましょう。
・ハッピーバースデートゥユーは「お誕生日おめでとう」、ディアは「親愛な」などで訳されますが、保育園では「大好きな」などがいいかなと思います。
・〇〇ちゃんのところは誕生日の子の名前を入れてあげましょう。トゥユーの所、全てに名前を入れるのもいいですね。
・ピアノは意外に難しいですが、練習すれば弾けるようになります。
・普段はあまり推奨しませんが、暗譜でいつでも弾けるようになるととても役に立つ1曲です。練習して覚えていきましょう。(難しければ右手だけでもOK)
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」が載っている楽譜本
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」は【誕生会】の基本となる曲なので、私の持っている楽譜本全てに載っていました。
楽譜によって長調が違ったり、難易度に差がありますので、自分の弾けそうなものを選びましょう。
これなら弾ける!保育のうたピアノ伴奏160 (ナツメ社保育シリーズ)
今回、私がピアノ演奏動画で使用した楽譜です!
「ナツメ社」から出版されている本です。
160曲載っているので、最初の1冊として持っておきたい1冊です。
楽譜ページもカラーでとても見やすくおすすめです。
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」は♯1つで編曲されており、とても弾きやすくなっています。
園の先生厳選! カンタンキレイなピアノ伴奏譜 保育のうた155
155曲という曲数が載っており、ボリュームたっぷりです。
季節・行事のうたから定番のうたなど幅広いジャンルの歌が載っています。
難易度は他の楽譜より少し高いですが聴き栄えしますし、良い練習にもなります。
なにより楽譜のページはとても見やすいので、私的にはかなりおすすめの1冊です!
「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」は♭1つで編曲されています。
ピアノ演奏に使っているピアノ
私がピアノ演奏動画で使用している電子ピアノです。
【誕生会】はお祝いする気持ちを大切に、歌を用いて楽しい会に。
今回は保育園の【誕生会】に注目して書きました。
保育者としては【誕生会】をどのように行うかは悩むところです。
ただ、どんな内容で行うにしても大切なのは結局のところ「気持ち」です。
「大好きな友だちの特別な日をお祝いしてあげたい」
「誕生日にみんなからお祝いされて嬉しい」
それが伝わればその【誕生会】はもうそれだけでステキなものになります。
その中で【誕生会】にふさわしい曲を盛り込むとさらに会が盛り上がります。
今日紹介した「ハッピー・バースデー・トゥ・ユー」以外にも保育園で歌える「バースデーソング」はまだまだありますので、これからもたくさん紹介していきます!
それではまた明日!