どうもー、ゆきかざです!
「保育園の1か月」シリーズ、今回は「7月」の保育園についてです。
1月から書き始めたこのシリーズも後半戦に入りました。
7月の保育園の様子を私の経験を基にお伝えしたいと思います。
このシリーズでは1月毎にその月の保育園のイメージだったり、その月をどんな風に保育士が考えて過ごしているかを書いていきたいと思います。
保育士がといっても私(ゆきかざ)の主観がほとんどになりますが・・・
あらためて、このシリーズで伝わったら嬉しいこと。
・保育士さんに「あー、うちの園もそんな感じ」と共感してもらえたら嬉しい。(「うちは全然違うし、なんだこれ!」と思われた方はすみません(笑))
・保育士を志している学生さんに、保育園の一月はこんな感じなんだとざっくり知ってもらえたら嬉しい。
・子を持つお母さん、お父さんに保育士はこういうことを考えて子どもを見ているんだと知ってもらえたら嬉しい。
・保育園て実際のところ、なにをしているのか全く想像つかない人に保育園の様子が伝わったら嬉しい。
今日は7月の保育園について書いてみたいと思います。
ちなみに6月の保育園についてはこちら
Contents
7月の保育園の流れ・イメージはこんな様子
7月の保育園のざっくりとした流れ・イメージを説明したいと思います。
プールや水あそびが始まり、子どもたちは大興奮
7月になると本格的にプールが始まります。
7月=夏のイメージがありますけど、意外に7月の上旬はまだ梅雨が明けてなかったりしますよね(地域により差はありますが)
晴れるか雨かで日々の活動が変わってくるので天気予報から目が離せません。
子どもたちも「今日はプールに入れるかな」と毎日期待を持って登園します。
興奮する気持ちを受け止めながら、ケガや事故のないようにプールあそびを始めていきましょう。
1日の流れが変わるので、職員全員で流れを共有する
プールや水あそびが始まるとこれまでとは1日の流れや子どもと保育者の動きがガラっと変わります。
まずは保育者がしっかり流れを把握していなければなりません。
そうしないと、子どもたちが困ってしまいます。
夏の活動が始まる前にクラスや園全体で流れや動きを確認しておきましょう。
出来る限り文書に残して、誰もが確認できるようにしておくことがポイントです。
また、正職員だけでなくパートさんにも役割をしっかり伝えておくと、スムーズになりますので忘れないようにしましょう。
熱中症には細心の注意を払おう
夏に怖いのは「熱中症」です。
私のイメージではありますが真夏になるほうがプールが中心となり、戸外に出ることが少なくなるので、暑い中でも戸外に出ることの多い5月・6月の方が熱中症のリスクを感じます。
しかし、夏もセミ捕りをしたり戸外に出ることがあると思うので、水分補給や休息をしっかり取り、熱中症に気をつけて過ごしましょう。
もちろん保育者も水分をしっかり取ることを忘れずに!
「光化学スモッグ注意報」も夏の暑い日は多く発令されます。
注意報が出たら戸外での活動は避けましょう。
「虫刺され」は意外に多いクレーム
夏になると多く発生するのが蚊です。
戸外に出てあそび、汗をかいて薄着の子どもたちは蚊にとって絶好の獲物です。
室内に戻ってくると体全身、虫刺されなんてことありますよね。
かゆみ止めなど塗って処置をしても、子どもは虫刺されの場所がぶわーっと腫れたりします。
次の日に保護者からクレームがくるなんてことも保育園ではよくあります。
そういった時にしっかり対応出来るように
・戸外に出る時は蚊取り線香を使用する
・虫よけスプレーを使用する
・室内では虫よけ(ベープのような)を使用する
・長袖、長ズボンの用意を個別にお願いする
・蚊が発生しないように薬を撒く
以上のことをしておくと、保護者にもしっかり説明が出来ると思います。
保育園によっては虫よけがNGということもあると思うので、なにがOKでなにがダメなのかは理由をしっかり伝えられるようにしましょう。
本当に虫刺されのクレームってけっこう多いので・・・
7月を過ごす上で保育士として大切な気持ちや心構え
その月を保育士として過ごす上でのリアルな心境や、大切にしたい気持ち・心構えを書きたいと思います。
保育者は夏を嫌いな人が多い
一般的に女性は夏が嫌いです(ゆきかざ調べ)
保育者も女性が多いので、夏を憂鬱そうに過ごしている人は多いです(ゆきかざ調べ)
プールあそびの時なんて炎天下の中ずっと戸外にいることもありますし、日焼けもめっちゃします。
私はもう日焼けは気にしていませんが、やはり女性はガードを固めている人が多いです(中には男性も)
子どもとプールをすることはめっちゃ楽しいのですが、日焼け対策など自己管理をしっかり行いましょう。
体調は引き続き、崩しやすい
梅雨時期のようなジメジメや感染症の流行は少なくなってきますが、シンプルに暑さから体調を崩しやすくなります。
温暖化の影響からか、プール周りの温度も確実に昔より上がっています。
一緒にプールの中に入る保育者はいいのですが、プールの監督役をしている人は本当に暑いです。
時々中の人と役割を交代したり(全員が子どもから目を離すことはないように)水分をしっかり取るようにしましょう。
室内は子どもたちのために(と言いつつ保育者のためにも)冷房をつけているとは思いますが、戸外や保育室との温度差を何回も感じると体もビックリして体調を崩しやすいです。
夏こそ夜は早く寝るなど、しっかり休息を取るようにしましょう。
少しずつ夏休みが始まっていく
7月頃から保育園の職員も順番に夏休みを取得していくことになります。
おそらくどの保育園も夏に閉園したり、お盆の間に休むということはないでしょう。
そのため保育士は時期をずらしながら順に夏休みを取ります。
仕事をしていてまとまった休みを取れるのは年末年始かGWか夏休みくらいのものです。
夏休みは自分や家族のために充実した時間を過ごしましょう。
それがまた仕事を頑張るモチベーションにもなりますよね!?(多分(笑))
賞与が出る人も!?
保育士の夏の賞与は6月が7月に出ることが多いです。
一般企業に比べたら少ないかもしれませんが、もらえたら大事にしましょう。
世の中にはボーナスをもらえない人もいるのですから・・・
使い道に関しては個人の自由なので、私から言うことは特にありませんが自分のために大切に使ってほしいと思います。
リアルな話をすればやっぱりお金は大きなモチベーションになりますよね。
7月の主な行事はどんなものがある?
7月は子どもや職員の休みも増えてくるので、大きな行事は多くはありません。
<7月の主な行事>
・プール開き
・七夕
・夏祭り
・夏のお楽しみ会
・お泊り保育 など
7月の行事といえば七夕!
7月の行事といえば七夕は外せませんね。
7月7日が七夕ですので、当日か休みであればその前日などに保育園で行います。
七夕に関してはこちらで詳しく説明していますので、参考にしてもらえればと思います。
プール開きを行い、プールが始まる!
「プール開き」は6月の下旬か7月の上旬という所が多いと思います。
夏の楽しみでもありますので、園全体で楽しんでいきましょう。
「プール開き」についてはこちらで詳しく説明しましたので、よかったら見てください。
夏のお楽しみ会やお泊り保育がある園も!
私は幼稚園出身なのですが、お泊り会があったことを覚えています。
保育士になってからはありません。
朝まで子どもと過ごすとなると楽しいだろうけど、想像しただけで気苦労で倒れそうになります(笑)
今でもお泊り保育をやっている所もあるのかもしれません(幼稚園が多いのかも)
お泊りまでいかなくても、夜遅くまで預かって保護者と一緒に夕飯を作って食べるといった夏のお楽しみ会のようなことをする園もあります。
夏は子どももいつもより長くあそべたり、夜更かしが許されたり嬉しそうです。
7月におすすめの歌・絵本
7月に歌うおすすめの歌や、読んであげたい絵本を紹介します。
7月に歌いたい歌
「夏」に入りますので、夏の歌が中心となってきます。
私のYouTubeチャンネルでは保育園で歌える曲をまだまだ200曲以上紹介していますので、よかったら聴いてください。
「プール開き」に歌える曲はこちら
「七夕」に歌える曲はこちら
7月におすすめの絵本
「夏」に関する絵本は「青空」や「海」がテーマで爽やかな絵本が多いです。
また「虫」の絵本も根強く人気ですね。
行事でも絵本を積極的に活用して、行事の成り立ちや意味を伝えていきましょう。
絵本は園で購入したり、事前に図書館で借りるなど用意をしておきましょう。
もちろん個人で買うのもありです。
絵本を持っていることは自分の保育士としての資産になりますし、自分の子どもや親せきの子に読んであげることも出来ます。
以下は私のおすすめです。
「七夕」に読んであげたい絵本です。
たなばたにょうぼう
ねがいぼしかなえぼし
「ぐりとぐら」のシリーズはいつの時代も大人気です。
ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
夏の活動が中心となる【7月】を子どもと一緒に楽しもう
今日は【7月】の保育園について私の経験や思いを書かせていただきました。
【7月】はいよいよ夏本番となり、プールや水あそびが中心となります。
私は個人的に夏が好きで、夏の保育園が大好きです。
子どもたちと一緒におもいっきりプールであそんだり、虫を捕まえたりすると自分も子どもの頃に戻れたようで嬉しく感じます。
保育士として働くという観点から考えると事故の危険性が高まったり、体調を崩しやすかったりと大変な点も多いです。
どうか皆さんが健康で安全に過ごせることを願っています。
次回は「8月」の保育園ですね。
「8月」は保育園の1年の中でも少し特殊な月なので記事を書くのが楽しみです。
よかったらまた見てください!
他の月の保育園についてはこちらからどうぞ!
それではまた明日!