どうもー、ゆきかざです!
「保育園の1か月」シリーズも5月まできました。
新年度が始まってから、まだ1か月なのにみなさんの疲労もすごいことと思います。
GW明けで迎える5月の保育園の様子を私の経験を基にお伝えしたいと思います。
このシリーズでは1月毎にその月の保育園のイメージだったり、その月をどんな風に保育士が考えて過ごしているかを書いていきたいと思います。
保育士がといっても私(ゆきかざ)の主観がほとんどになりますが・・・
あらためて、このシリーズで伝わったら嬉しいこと。
・保育士さんに「あー、うちの園もそんな感じ」と共感してもらえたら嬉しい。(「うちは全然違うし、なんだこれ!」と思われた方はすみません(笑))
・保育士を志している学生さんに、保育園の一月はこんな感じなんだとざっくり知ってもらえたら嬉しい。
・子を持つお母さん、お父さんに保育士はこういうことを考えて子どもを見ているんだと知ってもらえたら嬉しい。
・保育園て実際のところ、なにをしているのか全く想像つかない人に保育園の様子が伝わったら嬉しい。
今日は5月の保育園について書いてみたいと思います。
ちなみに4月の保育園についてはこちら
5月の保育園の流れ・イメージはこんな様子
5月の保育園のざっくりとした流れ・イメージを説明したいと思います。
GW明けは子どもも不安や淋しさから泣いて登園する
GWに子どもは休日の家で過ごす生活に慣れてしまうので、GW明けに保育園に来ることが嫌で登園時からギャン泣きします。
特に乳児さんですね。
4月から新たに保育園に入った新入園児の子もこういう状況になりやすいです。
保育者としてはまた4月のあの大変な時期がまた来るのかと不安になります。
でも、そうはなりません。
子どもたちは4月の1か月に丁寧に先生が関わってくれたこと、保育園の楽しかったことを覚えています。
なので、4月の頃よりあっという間にすぐに保育園に慣れてあそべるようになります。
子どもと築く信頼関係はそんなに簡単には消えないものですね。
保育園を心待ちにして登園してくれる
逆に幼児さんのような大きい子たちは久しぶりに登園する保育園が楽しみで、笑顔で登園してくれます。
連休ももちろん子どもたちは嬉しいですが、保育園で大好きな友だちや先生と会えることが嬉しいんですね。
「早く保育園に来たかった!」
「先生に会いたかった!」
こんな風に言われると保育士になって良かったと思います(笑)
休日にしたことを嬉しそうに話してくれる子どもの話を聞くのがなにより楽しみです。
年度替わりからの実が結び、少しずつ園も落ち着いてくる
5月のGW明けから少しもすれば子どもたちも保育園の生活リズムを思い出し、保育園全体も4月と比べられば落ち着いてきます。
必死に毎日の保育をなんとかこなしていた状況から少し余裕が出てきます。
保育者としてやりたい活動だったり、持っていきたかったクラス運営に少しずつ近づけていくことが出来ます。
こちらが提案したあそびに子どもたちが乗ってきてくれたり、楽しそうにあそんでくれるととても嬉しいですよね。
4月は園内に響いていた泣き声も少しずつ、聞こえなくなってきます(0歳児はまだまだ泣いていますが、それがいいのです(笑))
もちろん保育園によって様々な問題があるので、順風満帆とは言えません。
むしろそんな保育園の方が少ないでしょう。
難しい保護者対応であったり、保育士不足による労働の激務などたくさん抱えていることも多いと思います。
問題が解決したと思ったら、新たな問題が出てくる、それが保育園ですね・・・
身も蓋もない言い方になってしまいますが(笑)
5月を過ごす上で保育士として大切な気持ちや心構え
その月を保育士として過ごす上でのリアルな心境や、大切にしたい気持ち・心構えを書きたいと思います。
GW明けは子どもも辛いが、大人もつらい
先ほどGW明けは子どもも泣いて登園すると書きましたが、GW明けに出勤するのは大人もつらいです。
もしかしたら大人の方がつらいかもしれません(笑)
特にこの記事を書いている2019年はGWが10連休という年ですので、さらに不安です。
4月の大変な日々をGWが待っているからと体にムチ打って頑張ってきました。
GWに体を休めて趣味を満喫したり、お出かけしたりと楽しく過ごせたことと思います。
しかし、その反動は確実にあります。
連休も終わりが近付くとかなりブルーになります(もう古い表現でしょうか(笑))
もうこの点に関しては切り替えてやっていくしかないですね。
仕事に対しての責任感をあらためて思い返し、しっかり保育していきましょう。
見通しを持ったクラス運営のために、今後のことを考え、話し合っておく
保育をしていて余裕が出来るなんてことはほとんどないのですが、4月に比べるとまだ落ち着くようになります。
ただ、これからもっと忙しくなる中で今後の保育について、クラス運営については考えておかなければなりません。
複数担任であれば担任同士で話し合う時間をしっかり作っていきたいですね。
今後のことを話す前にこの1か月2か月のことを振り返り、改善すべきなど反省点を洗い出すことも大切ですね。
体調管理・自己管理を大切に
連休になるとどうしても生活リズムが乱れてしまいます。
私も3日も休みがあると夜型のリズムになってしまいます。
そうなると休み明けの早番とか地獄です(笑)
それはもう完全に私の自業自得なのですが、きっと同じような方もいるのではないでしょうか。
自己管理をしっかりしていきましょう(私ですね)
感染症も流行りやすい時期ですので、体が弱っていると病気をもらいやすいです。
また「新卒」「新人」の先生は特に体調を崩しやすくなります。
1年目は本当に色々な病気を保育園でいただきますので(笑)
体調管理も仕事の内といいますが、体調を崩してしまうのはしょうがないことなので、具合が悪いと思ったら、我慢せずに周りや園長に伝えましょう。
そして、悪化しないように更なる感染者を出さないように心がけましょう。
5月の主な行事はどんなものがある?
<5月の主な行事>
・こどもの日の会
・春の遠足
・運動会
・母の日
・保護者会など
こどもの日に関する行事を5月に行う園もある
4月の記事の時に「こどもの日」に関する行事は4月にすることが多いと書きましたが、5月に行う園もあります。
こどもが集まる保育園ですので「こどもの日」は盛大に盛り上げていきましょう。
春の遠足や親子遠足がある保育園も?
遠足といえば秋頃に行う保育園が多いですが、春にも行うという保育園もあります。
年度最初の大きな行事と言えるかもしれません。
また親子で遠足に行くという場合もありますね。
そうなるとさらに行事担当者であったり、引率する保育者の大変さや心労はハンパないです(笑)
基本的に保護者が参加する行事は本当に緊張しますし、疲れますよね・・・
遠足は下見であったり、バスで行く場合は手配をしたり準備も大変です。
事故なく安全に行けるように、そして子どもが楽しめるように頑張ってほしいと思います。
春に運動会をする保育園もあるの?
遠足と同様に運動会も秋が一般的ですが、春の5月頃に行う保育園もあります。
私は経験がないですが、想像しただけで大変さで倒れそうになります(笑)
ただ、経験した保育士仲間に聞いてみると意外にそうでもないとのこと。
理由は「5月の時点なので完成度を求められない」からだそうです。
なるほど、そういう考えもあるんだなと思いました。
とはいえ準備だったり練習だったりもありますし、やっぱり私は秋でいいやと思います(秋でも十分しんどいですよね・・・)
春の保護者会や母の日にちなんだ行事を行うこともある
「保護者会」は年に1回の所もあれば2回の所もあると思いますが、春に行う場合は5月か6月が多いです。
子どもが参加する行事とは違い、保護者相手なのでより疲れますし準備も大変です。
しかし、クラスや保育者の考えを直接伝えられる場なので前向きに有効に活用しましょう。
「母の日」が5月にはありますが、保育園で「母の日」にちなんだ行事や活動はなかなか難しいです。
保育園には色々な家庭環境の子がいるからです。
ただ、保育園やクラス全体で「母の日」を祝える、楽しめる環境にあるのなら活動に組み入れても良いと思います。
5月におすすめの歌・絵本
5月におすすめの歌
まだまだ春爛漫ということで、春の歌が中心となりますね。
また上記に挙げた行事で歌う歌が中心となってきます。
「春」に歌える歌はこちら
「子どもの日」に歌える曲はこちら
「母の日」に歌える曲はこちら
5月におすすめの絵本
まだまだ春らしい爽やかな絵本が人気の月です。
暖かくなり生き物や虫が出てきますので、子どもたちの大好きな生き物の絵本もいいですね。
行事でも絵本を積極的に活用して、行事の成り立ちや意味を伝えていきましょう。
絵本は園で購入したり、事前に図書館で借りるなど用意をしておきましょう。
もちろん個人で買うのもありです。
絵本を持っていることは自分の保育士としての資産になりますし、自分の子どもや親せきの子に読んであげることも出来ます。
以下は私のおすすめです。
「こどもの日」や「こいのぼり」にちなんだ絵本はたくさんありますが、私の好きな1冊はこちらです。
絵本とは少し違いますが、図鑑は子どもが大興奮して読んでくれます。
園やご家庭に1冊は揃えてほしいと思います。
「お母さん」にちなんだ絵本もおすすめです。
5月は子どもの成長に驚く1か月
5月は保育士にとって連休があって嬉しいのですが、休み明けの仕事が辛い時期でもあります
気持ちを切り替えて、自己管理しながら過ごしましょう。
4月の忙しさが少し落ち着いたところで、子どもの姿を少し冷静な姿で眺めてみましょう。
たったの1か月2か月なのにすごい成長したと思いませんか?
進級したては泣いていたり、なにをしていいか分からず困っていた子どもたちも笑顔ですごしている姿があります。
子どもの成長の早さ、理解や覚えの良さに本当に驚きます。
そんな嬉しさを感じられるのも5月の良いところですね。
新人の先生もまだまだ慣れないとは思いますが、最初の1か月よりは慣れて表情も少しずつ柔らかくなってきますね。
2-3年目の先生は後輩が出来たことで、より自信を持ち成長を見せてくれます。
私はもう伸びしろはありませんが、負けずにがんばりたいと思います(笑)
このシリーズも次月を書き終えると半分に到達しますね。
梅雨から夏に移り変わっていく「6月」の記事を書くのも楽しみにしたいと思います。
よかったらまた見てください!
他の月の保育園についてはこちらからどうぞ!
それではまた明日!