どうもー、ゆきかざです!
「保育園の1か月」シリーズ、今回は「6月」の保育園についてです。
1月から書き始めたこのシリーズ、いよいよ半分まで来ました。
すなわち1年の半分がもう終わろうとしているわけですね。
6月の保育園の様子を私の経験を基にお伝えしたいと思います。
このシリーズでは1月毎にその月の保育園のイメージだったり、その月をどんな風に保育士が考えて過ごしているかを書いていきたいと思います。
保育士がといっても私(ゆきかざ)の主観がほとんどになりますが・・・
あらためて、このシリーズで伝わったら嬉しいこと。
・保育士さんに「あー、うちの園もそんな感じ」と共感してもらえたら嬉しい。(「うちは全然違うし、なんだこれ!」と思われた方はすみません(笑))
・保育士を志している学生さんに、保育園の一月はこんな感じなんだとざっくり知ってもらえたら嬉しい。
・子を持つお母さん、お父さんに保育士はこういうことを考えて子どもを見ているんだと知ってもらえたら嬉しい。
・保育園て実際のところ、なにをしているのか全く想像つかない人に保育園の様子が伝わったら嬉しい。
今日は6月の保育園について書いてみたいと思います。
ちなみに5月の保育園についてはこちら
Contents
6月の保育園の流れ・イメージはこんな様子
6月の保育園のざっくりとした流れ・イメージを説明したいと思います。
新年度から2か月が過ぎ、クラスは落ち着いてくる
GWという大型連休明けは子どもたちも登園を嫌がり、そこからまた保育園に慣れるまで少し時間がかかったかもしれません。
しかし子どもが泣いている時間も短くなり、保育園やクラスは概ね落ち着いてきます。
新年度が始まりずっとドタバタしていた状況も少しずつ緩和され、より子どもがかわいく見えて、自分たちのやりたい保育や活動を少しずつ体現出来るようになります。
とはいえ、あくまで一般的な話で園やクラスの状況によりまだまだ大変なことは多くあります。
戸外での活動が減ると、ケガが増える
雨の降りやすい梅雨に入ると、室内での活動が多くなります。
子ども同士の距離が近くなることや、気持ちが発散できないことによるトラブル、ケンカからの怪我が多くなります。
ジメジメしていると、子どもたちも不快さから機嫌が悪くなることも多いです。
衣服や室温の調節などをしっかり行い、快適に過ごせるように配慮しましょう。
6月を過ごす上で保育士として大切な気持ちや心構え
その月を保育士として過ごす上でのリアルな心境や、大切にしたい気持ち・心構えを書きたいと思います。
梅雨になり雨が増えると、活動を考えるのが大変になる
保育士にとって雨は天敵です。
雨が降ると活動が大きく左右されるからです。
その点についてはこんな記事も書いてます。
自分がリーダーの時は出来る限り雨は降らないでって思いますよね。
ただ天気ばかりはどうにもなりませんし、梅雨に入る6月は雨も多くなり、保育者は毎日頭を悩ませることになります。
室内でもあそべる活動の引き出しを多く用意しておいたり、ホールがある園ではそこを活用するなどして、雨の日もなんとか乗り切りましょう。
休日がなく疲れが溜まりやすい
6月というのは1年で唯一祝日のない月です。
休みがないということは疲れがたまりやすくなります。
また気温と湿度が一気に上がり、ジメジメして不快なので大人も体調も崩しやすいです。
感染症も流行りやすく新卒や若い先生は特に休みがちになります。
体調を崩さないためにも
・休日はしっかり休む
・有休を使う
・残業をせず、早寝する
・子どもに伝えているように自身も手洗い・うがいをしっかりする
・体調が下降気味ならすぐに受診する
こういったことを心がけていきましょう。
ボーナス(賞与)の使い道を妄想しよう
6月はどうしてもネガティブになりがちです。
そんな時は楽しいことを想像して自分を奮い立たせましょう。
夏のボーナスは6月か7月に支給という所が多いです。
保育士さんはどこかクリーンで清廉潔白であまりリアルなことを言ってはいけない風潮があるような気がします(被害妄想かもしれませんが)
しかし、お金は大事です。
仕事に対する評価はやはりお金です。
薄給で有名な保育士ではありますが、ボーナスが出ない職業だってあります。
もらえた時はありがたいと思い、自分にご褒美をあげるなど楽しいことを想像して辛い時期を乗り越えましょう。
夏休みの予定を考えよう
保育園では7月頃からみんなで協力して、時期を分けながら夏休みを取得していきます。
こちらもボーナスと似た考え方ですね。
夏休みの楽しい予定を考えると、活力が湧いてきます。
家でゆっくりする、旅行に行く、家族と過ごす、恋人と過ごすなど過ごし方は人それぞれですね。
楽しい予定を妄想して頑張りましょう。
保育士は子どもが好きでやっているのだから、他に楽しみを求めてそれを励みに頑張るなんて失格だなんて思う方もいるかもしれません。
でも保育士も人間ですし、仕事が辛いことも多くありますし、なにかにすがりたい時も多くあります。
些細なことでもいいから、励みになることを見つけてそのために頑張るという気持ちも決して悪いことではないと思います。
6月の主な行事はどんなものがある?
<6月の主な行事>
・保護者会
・春の遠足
・運動会
・父の日
・プール開き など
春(前期)の保護者会がある!
「保護者会」は年に1回の所もあれば2回の所もあると思いますが、春に行う場合は5月か6月が多いです。
子どもが参加する行事とは違い、保護者相手なのでより疲れますし準備も大変です。
しかし、クラスや保育者の考えを直接伝えられる場なので前向きに有効に活用しましょう。
父の日にちなんだ行事を行うこともある!
「母の日」が5月にはありましたが、「父の日」は6月にあります。
保育園で「父の日」にちなんだ行事や活動はなかなか難しいです。
保育園には色々な家庭環境の子がいるからです。
ただ、保育園やクラス全体で「父の日」を祝える、楽しめる環境にあるのなら活動に組み入れても良いと思います。
春の遠足や親子遠足がある保育園もある!
遠足といえば秋頃に行う保育園が多いですが、春にも行うという保育園もあります。
年度最初の大きな行事と言えるかもしれません。
また親子で遠足に行くという場合もありますね。
そうなるとさらに行事担当者であったり、引率する保育者の大変さや心労はハンパないです(笑)
基本的に保護者が参加する行事は本当に緊張しますし、疲れますよね・・・
遠足は下見であったり、バスで行く場合は手配をしたり準備も大変です。
事故なく安全に行けるように、そして子どもが楽しめるように頑張ってほしいと思います。
春に運動会をする保育園が増えている!
遠足と同様に運動会も秋が一般的ですが、春に行う保育園も増えています。
9月や10月に行ってもかなり暑いというのが理由の1つだそうです。
練習の時期が8月とかになると、熱中症の可能性もかなり高いですよね。
ただ、これを書いている2019年も5月で35度を超えるという記録的な暑さを観測しました。
こうなると子どもたちの体調を考えると運動会をいつやるか、練習をどうするかはしっかり考えていかなければならないですね。
自分が小学校の頃は炎天下の中、1日中運動会の練習をさせられた記憶がありますが、もうそんな時代ではないですね。
プール開きを行い、プールが始まる!
早い所であれば6月の中旬から下旬には「プール開き」を行います。
梅雨明けや気温の状況にもよりますが、プールあそびが始まることになります。
「プール開き」についてはこちらで詳しく説明しましたので、よかったら見てください。
本格的に始まるのは7月からかもしれませんが、子どもたちはプールに入るのをとても楽しみにしていますので、気持ちを受け止め盛り上げていきましょう。
6月におすすめの歌・絵本
6月に歌うおすすめの歌や、読んであげたい絵本を紹介します。
6月に歌いたい歌
春から夏に移り変わっていく中で「梅雨」にも入ります。
雨が多いのは嬉しくないかもしれませんが「雨」にちなんだ歌を歌うのには絶好の時期です。
また上記に挙げた行事で歌う歌が中心となってきます。
「雨」「梅雨」「6月」に歌える歌はこちら
「遠足」に歌える曲はこちら
「父の日」に歌える曲はこちら
「プール開き」に歌える曲はこちら
6月におすすめの絵本
「父の日」があるのでお父さんにちなんだ絵本や、雨や水に関連した絵本を読んであげたいですね。
行事でも絵本を積極的に活用して、行事の成り立ちや意味を伝えていきましょう。
絵本は園で購入したり、事前に図書館で借りるなど用意をしておきましょう。
もちろん個人で買うのもありです。
絵本を持っていることは自分の保育士としての資産になりますし、自分の子どもや親せきの子に読んであげることも出来ます。
以下は私のおすすめです。
「雨」の多いこの時期に読んであげたい絵本です。
「おとうさん」にちなんだ絵本もおすすめです。
保育士の天敵である6月はその先の楽しいことを想像して乗り切ろう!
タイトルにも書きましたが、6月は保育士にとって天敵の月です。
「雨が多い」「休みがない」「体調を崩しやすい」とかなり問題の多い月です。
そんな時にはその先の楽しみを想像して、それを力にして頑張りましょう。
新年度から2か月経つと子どもたちもさらに成長を見せてくれます。
泣いていた新入園児がたくさんの笑顔を見せてくれたり、甘えてなにもしようとしなかった子が自分で自分のことを頑張っていたり様々です。
そんな姿を見ていると、辛い時期であっても頑張ろうと思えますよね。
保育者の1日1日の積み重ねが子どもの成長に繋がっていることを自信にしましょう。
そして、自分にご褒美をあげていきましょう(笑)
このシリーズも半分が終わり、折り返しとなります。
夏になると保育士としての過ごし方もまた変わってきますので、「7月」の記事を書くのも楽しみです。
よかったらまた見てください!
他の月の保育園についてはこちらからどうぞ!
それではまた明日!