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保育園で【散歩】に行くことの意味や子どもを守るために大切なこと

保育園で【散歩】に行くことの意味や子どもを守るために大切なこと アイキャッチ

どうも、ゆきかざです。

今回は保育園の【散歩】について書きたいと思います。

子どもたちは【散歩】に行くのが大好きですよね。

ただ当然園外に出るということは危険もありますし、配慮しなければいけないことがたくさんあります。

その点について自分の経験を踏まえて書かせていただきます。

保育園の【散歩】について書こうと思った理由

私はたいした保育者でもないし、断固たる保育観を持ち合わせているわけでもありません。

なので保育のジャンルのブログネタはそんなにストックがないです。

それでも気付けば50記事くらいは書いてるんですね、ビックリです。

 

話を戻しますが、最近(2019年4月頃)は交通事故によるニュースがたくさんありました。

高齢者による運転事故やバスなど公共の乗り物による事故です。

そして事故には被害者がいて、子どもが巻き込まれてしまった事故もあります。

ニュースを見るたびに悲しくなりますし、残された家族のことを考えると胸が痛くなります。

 

そこで思ったのは保育園の活動として行っている【散歩】のことです。

私たち保育者は子どもを園外へと連れて【散歩】に行きます。

実はこの行為や活動ってとても大変なことをしているんだなとあらためて感じました。

そしてもう1度【散歩】に対して考え直さなければと思いました。

他の人に自分の考えを押し付けるわけではありませんが、自分の考えをまとめるとともにいっしょに考えていく機会になったり、参考になることがあれば嬉しく思います。

保育園で【散歩】に行く意味

最初にも書きましたが、子どもは【散歩】が大好きです。

散歩】に行くことを伝えるとみんな大喜びです。

そこで、保育園で【散歩】に行く意味や重要性を考えてみました。

・園外の環境に触れることが出来る
・歩く力を身につけることが出来る
・実践を通して交通ルールや社会性を学ぶことが出来る
・公園では色々な遊具であそぶことが出来る
・子どもが充実感を感じることが出来る

以上の点が思い浮かびました。

さらに1つひとつの項目について考えてみます。

園外の環境に触れることが出来る

子どもたちは園外に出ることでたくさんの環境に触れて、刺激を受け成長します。

私たちから見ると当たり前の道路や光景でも、子どもたちにとってはたくさんの発見があります。

虫がいたり花が咲いていたり、季節の移り変わりを感じるなど園内にいるだけでは感じられない経験をすることが出来ます。

そしてその経験の積み重ねが子どもを大きく成長させてくれます。

歩く力を身につけることが出来る

日本人の運動能力はどんどん低くなっています。

私たちの世代もそうですが、今の子どもたちもきっとそうでしょう。

子どもたちが悪いわけではなく、昔に比べて戸外であそべる場所や時間が減ったことが大きな要因だと思います。

 

保育士になってから子どもたちの「歩く力」も同じように低くなっているように感じます。

近場の公園に行っても「つかれたー」とすぐに嘆く子も多いです。

「歩く力」を育てていくにはやはり「歩く」しかありません。

年齢に合わせた公園など目的地までの日々の「歩く」経験を通して「歩く力」を身につけていってほしいなと思います。

実践を通して交通ルールや社会性を学ぶことが出来る

園内だけで信号の色や横断歩道の渡り方を教えていても、子どもたちが実際に交通ルールを身につけていくことは出来ません。

やはり実践していく中で、子どもたちは考え経験し学んでいくことが出来ます。

それと同時に車や事故の危険性についても子どもたちは知っていきます。

「危ない」ことや「危険」なことを「知る」ということが非常に重要です。

 

園外に出ると色々なお店があったり、働いている人に出会います。

近所の人が優しく挨拶をしてくれることもあります。

そうした園外で生活する人の姿を見ることで社会というものを感じ、社会性を学んでいくことが出来ます。

公園では色々な遊具であそぶことが出来る

公園に散歩に行くと楽しい遊具であそぶことが出来ます。

遊具でしか出来ない経験や鍛えられない力があります。

園内に全ての遊具が揃っているような、リッチな保育園ならいいですがそんな園はほとんどないと思います。

ブランコやジャングルジムなどは経験していかないと上手になりません。

普段、保育園では出来ない遊具でのあそびを通して力をつけて、出来ることをたくさん増やしてほしいなと思います。

子どもが充実感を感じることが出来る

以上に挙げたようなことを子どもは【散歩】を通してたくさん経験し、学んでいくことが出来ます。

ただなによりも「子どもが【散歩】に行けて楽しかった、嬉しかった」という気持ちや笑顔が保育者にとっても嬉しいですよね。

汗をかいてあそんで帰ってきて「たのしかったー!」と言いながら着替える姿を見ると【散歩】に行けてよかったと思います。

散歩】に行くことの意味やねらいは根底にあるのですが、なにより子どもたちの楽しい気持ちを大事に連れて行ってあげたいですね。

【散歩】に行く時に気をつける点

保育園で【散歩】に行く時に大事なことは安全に行き、元気に帰ってくることです。

そのためには子どもたちに交通ルールを教えていくだけでなく、保育者の行動や職員同士の連携が非常に重要です。

安全に【散歩】に行くために必要なことを思い返して考えました。

・子どもの個性や特徴を把握しておく
・手をつなぐペアを考えて決めておく
・目的地までの経路を把握しておく
・出発前に子どもの人数を必ず確認する
・横断歩道では手を上げて渡る
・信号では青信号になってからも左右の確認を必ずする
・全体の列が縦長になりすぎないようにする
・職員同士が自転車、バイク、車の往来や危険物についてなど声を掛け合う
・散歩者、バギーなど使用する際は故障がないように事前に確認する
・心と時間に余裕を持つ

子どものことを【散歩】に連れていく職員がしっかり把握しておく

散歩】に連れていく子どものことをしっかりと職員が理解していなければなりません。

「あの子は少し興奮しやすい」など子どもの特性を掴んで把握しておくことが大切です。

散歩】に行く時は子ども同士で手を繋ぐことが多いです。

その時のペアも子どもの個性や相性をよく考えたうえで決めておきましょう。

そして、少し注意が必要なペアがあればそこに保育者がつくようにしましょう。

 

担任以外の保育者にクラスに入ってもらい【散歩】に行くこともあると思います。

その場合はしっかりと気をつけるべき点など伝えておくとともに、クラスのことをよく知る自分が全体に目を向けていくようにしましょう。

道路では周囲の安全確認をしっかり行う

日頃より子どもに交通ルールを教えるなどしていますが、保育者がしっかりと先導して行かなければなりません。

「横断歩道は手を上げて渡る」「青信号になったら渡る」など当たり前のことをしっかり行いましょう。

慣れてくると子どもも保育者も行動や注意が甘くなることがあります。

事故はそういう時に起きやすいので、一瞬でも油断しないようにしましょう。

 

先ほど述べたように交通ルールをこちらが守っていても、周りが守るとは限らないのが怖いところです。

青信号で渡っていても無視して向かってくる車があるかもしれません。

確認は石橋を叩いて、叩いて、叩きまくるくらいの気持ちで行いましょう。

 

初めて行くような目的地の場合は事前に必ず下見をして、経路を把握しておきましょう。

今はアプリなどで簡単に道は調べられますが、どういう道になっているか、どんな危険物があるかは実際に歩いてみないと分かりません。

下見には必ず行くようにしましょう。

職員同士が連携して声を掛け合い、子どもたちを守っていく

散歩】に職員1人で行くということはほとんどないと思います。

2人で行く場合は先頭と後方に、3人以上であれば集団の中に保育者がつくことと思います。

基本的に先頭の先生は先導する係なので先頭から動きません。

しかし、前方を見つつ後ろも見ながら声をかけていくという難しいポジションでもあります。

広い視野を持ち安全に【散歩】に行けるように指揮を執りましょう。

 

2人で行く場合に難しいのは後方にいる保育者です。

散歩の経験が少ない先生と一緒に組むと「後ろを任されたから」と最後方から動かないことがありますが、これはとても危険です。

先頭が進んでから列が通り過ぎる少しの時間の間に側道から車や自転車が出てくることもあります。

後方の先生は最後方ではなく、道路の状況を見ながら臨機応変に前後に動くことが求めれます。

ですので、先頭より難しいポジションと言えるかもしれません。

 

先頭でも後方でも気付いたことがあれば他の職員に聞こえるように伝えるとともに子どもにも伝えておきましょう。

「後ろから車が通ります!」
「前からバイクがきます!」
「側道にゴミ収集車が止まってます!」

気付いたことは些細なことでも周りに伝えましょう。

3名以上の複数名の保育者で行く場合も、途中にいる保育者を含めて声を掛け合い、連携して子どもを守れるようにしましょう。

【散歩】に行く時は時間と心に余裕を持ちましょう

散歩】に行く時は出発の時間をしっかり計画しておき、余裕をもって園を出るようにしましょう。

「~時までに目的地に着かなければならない」といった理由があると、心に余裕がなくなります。

自然と焦りが生まれ、注意力も低下し、事故が起きやすくなります。

散歩】に行く時は余裕を持つことを心がけましょう。

 

クラスが朝から興奮気味で落ち着かなかったり、保育者の体調が思わしくないなど【散歩】に行く前に不安要素がある場合は【散歩】を中止することも必要です。

子どもたちは「えー!」と不満をあげるかもしれませんが、子どもたちの安全を考えると重用するべき選択は1つだと思います。

【散歩】で目的地であそぶ際に気をつける点

散歩】で行く場所は公園が1番多いかと思います。

それ以外にも公共の機関(図書館や公民館など)や、目的地を決めずに歩く路地散歩ということもあります。

目的地に着いてからも気をつけなければいけないことはあります。

・目的地内(公園内)の安全確認をしっかり行う
・子どもたちにあそびかた(利用の仕方)を丁寧に伝える
・遊具の安全を確認し、あそんでいる際は側につく
・子どもの体調に気を配る
・子どもの人数確認を適宜行う
・他の利用者に配慮する
・不審者に気をつける

目的地内の安全確認をしっかり行いましょう

散歩】の目的地としては公園が1番多いと思いますが、到着したらあそぶ前に必ず公園内を見回り、危険物や不審者がいないか確認しましょう。

みんながみんなキレイに公園を利用してくれれば問題ないのですが、ゴミだけでなくビンなどの危険物を捨てていっていることも多いです。

危険な物を発見したら子どもが触れないように取り除きましょう。

 

公園(施設)を利用するのは自分の保育園だけではありません。

他の保育園の子がいたら、職員の方にご挨拶をしておくとみんなが気持ちよく使うことが出来ます。

挨拶をしてくれる他の保育園の職員もいますし、全くしてくれない保育者もいます。

私は基本的には必ず挨拶するように心がけています。

 

他の保育園の子の年齢も考えてあそべるようにしましょう。

乳児クラスが公園であそんでいる中で、幼児クラスの子を好きに走らせていると相手を怪我させることにもなります。

公園の状況を考えながらあそんでいけるように子どもたちと一緒に考え、伝えていきましょう。

子どもの体調に気を配りましょう

散歩】時に転んだり、ぶつかったりでの怪我はよくあります。

大きな怪我でなければその場で処置をしてあげれば問題ないと思います。

 

私が【散歩】時に1番怖いのは熱中症です。

温暖化の影響からか、春先からすでに暑い中での【散歩】に行くことがあります。

必ず水分をたくさん持って行き、早め早めの給水を心がけましょう。

 

給水は散歩から帰る前と決めている園もあるかもしれませんが、子どもたちの様子を見てあそんでいる途中でも補水の時間を設けるなど、熱中症対策は万全に行いましょう。

思い込みとして熱中症は夏場にしかならないと考えがちですが、熱中症は1年中起こりえます。

暑い日でなくても乾燥から体調を崩すこともありますので、しっかり水分を摂りながら、子どもたちの体調に配慮しましょう。

人数確認はしすぎるほどしましょう

散歩】時の重大なミスとして出発前に子どもを1人、保育園に置いていってしまうことや公園から帰る際に子どもを置いてきてしまうという事故があります。

想像するだけで怖いですね・・・

特に公園に置いてきてしまったらそれだけでもう重大な事故です。

 

防ぐためには子どもの人数確認をしっかり行うことが大切です。

出発前から登園している子どもの数を把握し、出発前に人数を確認する。

この時大切なのは1人がやるのではなく複数名でやることです。

複数名で行うことで1人で行うよりグッとミスを防ぐことが出来ます。

 

公園に到着時も人数を確認し、あそんでいる間にも確認し、帰園する前にも確認する。

それ以外にも適宜子どもの人数確認は必須です。

どれだけやるんだよと思われるかもしれませんが、本当に大切なことです。

 

公園であそんでいる時にもしかしたら子どもが目を離した隙に公園から出て行ってしまうことだって考えられます。

その時に気付けるかは人数をしっかり把握しているかどうかです。

人数確認はしすぎるということはないので、適宜しっかり行いましょう。

不審者に注意すると共に、自分のことを守っていけるように子どもたちに教えていく

純粋な心を持った子どもたちには「人を信じること」を大切にし、純粋さを持ったまま大きくなってほしいと願っています。

しかし、悲しいですが「世の中には悪い人もいる」ということも事実です。

そして、そのことを子どもたちに伝えていく必要が私たち保育者にはあります。

子ども特有の人懐っこさであったり愛らしさで園外に出ると、色々な人に話しかけたり挨拶する姿があります。

ご近所さんであったり知り合いであれば、その姿はとても微笑ましいものです。

 

ただ公園などの園外にはどんな人がいるかは分かりません。

もしかしたら話しかけた人が悪い人で、子どもが襲われたり連れさられる可能性もあります。

子どもを守るためには「世の中には悪い人もいる」「むやみに知らない人に話しかけない」といったことを悲しいですが、伝えていかなければなりません。

それが子どものためであり、子どもを守ることになります。

 

不審者らしき人が公園内にいたり、路上で見かけた場合には保育者が責任を持って守らなければなりません。

あそぶ予定であった公園を離れたり、道を変えるなどして子どもを守りましょう。

楽しい【散歩】は安全・安心があって初めて成り立つ活動

今回は【散歩】に行く意味や【散歩】時に気をつける点を書きました。

こんな風に書いていると【散歩】に行くということが楽しいことなのか、不安になりました・・・

ただ保育者のすごい所はこうした危険性を頭で考え、心で心配している中でも決して表情に出さず、子どもを安心させてあげられるところです。

ここに書いたような危険なことばかりを子どもたちに伝えていたら、せっかくの楽しい【散歩】であっても子どもたちも少し不安になってしまいますよね。

 

保育者はそんな危険性を考え、色々な点に配慮し行動し子どもたちを守っています。

子どもたちを【散歩】に連れて行って楽しませ、満足した表情を浮かべた子どもたちと元気な姿で帰ってきます。

でも、1回【散歩】に行くと気を張っているのと子どもたちと全力であそんでいるので、めちゃめちゃ疲れますよね。

そんな風に頑張っている保育士の先生方は本当にすごいです。

楽しい【散歩】は安全・安心があって初めて成り立ちます。

これからも子どもたちを守り、安全に【散歩】に連れて行ってほしいと思います。

 

それではまた明日!

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