どうもー、ゆきかざです!
本日は保育園の【プール開き】について書きます。
保育園ではプールが始まる日に【プール開き】を行います。
これから始まるプールに子どもたちは大興奮ですが、夏のプールを安全に楽しむために【プール開き】はとても大切です。
私が経験してきたことを踏まえて【プール開き】で行うべきことや、ポイントをお伝えします。
また【プール開き】で歌えるピアノ曲も合わせて紹介します!
Contents
【プール開き】には表テーマと裏テーマがある
【プール開き】で子どもたちに伝えるべきことは大きく分けて2つあります。
この2つを表テーマと裏テーマと呼ぶことにします。
簡単に言うならば表テーマは「楽しさ」、裏テーマは「危険さ」ということになります。
この2つについて説明していきます。
【プール開き】の表テーマ「これから始まるプールへの期待を高め、楽しさを伝え盛り上げていく」
子どもたちはプールや水あそびが大好きですよね。
早いともう5月くらいから「早くプール入りたい!」なんて話しています。
温暖化の影響からか暑くなるのも早いですし、気持ちは分かりますよね。
【プール開き】ではそんな子どもたちの期待に応えられるように、おもいっきり会を盛り上げていきましょう。
そのためには保育者も一緒に楽しみ、ゲームをしたり歌を歌ったりすることが有効です。
【プール開き】ではこの「楽しさ」を表テーマとして前面に出すことが大切です。
【プール開き】で行ったら楽しいこと
【プール開き】の担当になると、どんなことをしていいか悩むと思います。
私が経験した中で、良かったと思うのは
・実際に水着を着る
・水を使ったゲームをする
・プールのチケット替わりにメダルをプレゼントする
・みんなでプール掃除をする
・その日にプールに入っちゃう
・水あそびやプールにちなんだ歌を歌う
こんな所が思い浮かびます。
どれも実際に【プール開き】で行うことで盛り上がりました。
一つずつ見ていきます。
実際に水着を着る
【プール開き】に参加する時点で水着に着替えていることがほとんどだと思います。
子どもは水着が着られるだけでテンションがマックスになりますよね(笑)
それだけでも十分に楽しさを感じられます。
仮に【プール開き】の日に雨が降ってしまったとしても、水着を着る経験だけでも子どもたちは嬉しいものです。
また小さいクラスであれば「自分で水着を着る」ということがいい練習となりますし、保育者も子どもたちにどう援助していいか良いヒントになります。
この時に大切にしてほしいのは、子どもが水着を着るのであれば保育者も夏の格好をしてほしいということです。
子どもが水着を着てテンションを上げている中で、保育者がいつもの格好だと子どももガッカリです・・・
園全体で盛り上げていけるように、保育者もしっかり夏の格好で参加しましょう。
水を使ったゲームをする
プールということで水を使ったゲームをするのも楽しく盛り上がります。
ブルーシートをプールや海に見立てて泳いで進んだり、水色のすずらんテープをシャワーに見立てたりした障害物競走も楽しいです。
色水を使うのも楽しいですね。
どんなゲームでも子どもが水着を着ていて屋外であれば、保育者が水鉄砲を持って水をかけてあげると喜びます。
ゲーム終了後にプールの約束事を書いたメダルなどをプレゼントしてあげると、子どもたちも「これでプールに入れる!」と大喜びです。
普段の洋服では出来ない「水を使う」ということが1番の楽しいポイントとなります。
みんなでプール掃除をする
これから始まるプールへの感謝の気持ちを込めてプール掃除をするのも楽しいです。
もちろん事前に保育者でプール掃除をしておくのは必須です。
スポンジやたわしを用意しておいてあげて、渡すだけで子どもたちは一生懸命ゴシゴシ洗ってくれます。
プールだけでなくプールあそびで使う玩具も一緒に掃除出来るようにすると、さらに子どもたちも頑張ってくれます。
掃除では水を使うので、掃除中も子どもたちは水がかかるのでとても大喜びです。
プールへの感謝の気持ちを込めて掃除が出来ると同時に、水に触れて楽しむことが出来るのでおすすめです。
【プール開き】の日にプールに入っちゃう
【プール開き】当日にもうプールに入ってしまう保育園もあると思います。
なにより子どもたちが1番望んでいるのは「プールに入ること」なので、初日から楽しく入るのもいいでしょう。
ただ、子どもたちも興奮気味だと思いますので、安全に入れるように事故には気をつけてください。
水あそびやプールにちなんだ歌を歌う
みんなで集まった時に水あそびやプールにちなんだ歌を歌うことで会が盛り上がります。
これからのプール期間中にずっと歌えますし、準備体操に使える曲もあります。
こちらで水あそびやプールあそびで歌える曲を紹介していますので、良かったら見てください。
【プール開き】の裏テーマ「水やプールは危険だということを伝える」
次に【プール開き】の裏テーマについて説明します。
裏テーマとは言いますが【プール開き】で伝えるべきことは、こちらの方が重要です。
そんなに重要なのになぜ「裏」なのかというと、こちらが前面に出すぎると【プール開き】の会自体が暗くなり、楽しくなくなってしまうからです。
「プールは危険です」「死んでしまうこともあります」ということを切々とずっと語られても、子どもたちは少し怖がってしまいますもんね・・・
先ほどの表テーマで書いたことを【プール開き】では前面に出して楽しい会にしながらも、裏テーマであるプールや水の「危険」についてもしっかり伝えていきましょう。
どのようにして水やプールの危険さを伝えるか?
プールでは溺死ということが1番怖いですし、プール周りでの転倒による事故というのも多くあります。
それを防ぐためにもプールの正しい使い方、あそびかたをしっかり説明するようにしましょう。
園長先生や体の専門家である看護師から直接話してもらうのもいいですね。
ただ話すだけでなく、絵や映像を使用するのも子どもたちは理解しやすくなります。
楽しみながら伝えるという部分では「保育者が子ども役と先生役」になりロールプレイのような形で行うと、子どもたちも笑いながら約束事を学ぶことが出来ます。
暗くなったり脅しのようにはなりすぎず、楽しさを交えながらも真剣に伝えることが大切です。
保育者はプールで子どもが死んでしまう可能性があることを忘れてはならない
【プール開き】から本格的に水あそび、プールあそびが始まります。
子どもも楽しいし、一緒にあそぶ保育者もとても楽しいです。
でも、どんな場面であれ一瞬も子どもから目を離したり、油断をしてはいけません。
保育園のプール中の死亡事故というのは毎年現実に起きています。
自分の保育園には関係のないことではなく、どこの園でも起こりうることです。
子どもは少しの水量や短い時間でも溺れ、溺死してしまいます。
そのことを私たち保育者はプールあそびの期間中、絶対に忘れてはいけません。
大切な命を預かっていることを自覚し、子どもたちとプールを楽しみながらも命を守っていきましょう。
同様に保育園の散歩中でも悲しい事故が多くあります。
子どもの命を守っていけるように、これからも努力していきます。
【プール開き】を行い、子どもたちの命を守りながら、プールあそびを楽しんでいきましょう
今回は保育園の【プール開き】について書かせていただきました。
私が考える【プール開き】は表テーマと裏テーマの2つのテーマがあるということを今日は書きました。
保育についての記事を書くたびに思うことは、保育者は二面性を大事にしていかなければならないということです。
子どもたちに見える所では笑顔で「楽しさ」を表現します。
暗いことや悲しいこと、ネガティブなことは子どもの前ではなるべく出さないように心がけますよね。
しかし、心の中では表に出している「楽しさ」とは真逆の「危険さ」や「命を守る」ということを考え、そのために必死に行動しています。
子どもと関わる中で「楽しませること」と「命を守ること」をなにげなく同時に行うのはとても難しいことですよね。
そんなことを毎日続けている保育士さんはすごいと思います(私には言っていない)
いつもがんばっていてすごいです、時々は自分にご褒美をあげてください(笑)
子どもはプールが大好きです。
【プール開き】の日が来るのを「まだかなー」と待っています。
子どもたちにはプールの楽しさをおもいっきり伝え、その中で危険があることも真剣に教えていきましょう。
みなさんの保育園の夏を通してのプールあそびが安全で楽しいものになることを願っています。
それではまた明日!