どうもー、ゆきかざです!
以前から保育士を目指している人を応援する気持ちで記事を書きたいと思っていました。
保育士になるのを辞めてしまう人が多い中で1番もったいないなと思うのは、保育士になる前から「自分にはこれが出来ないから無理だろう」と諦めてしまうことです。
そんな気持ちを取り除いてほしくて自分の経験してきたことや思いを書きますので、よかったら見てください。
Contents
ピアノが弾けなくても保育士になれる!?
今回の記事のタイトルは「【ピアノ】が弾けないくらいで保育士になることを諦めてほしくない」です。
私にしてはけっこう挑発的なタイトルをつけました(笑)
ここで皆さんが思うのは
「ピアノが弾けなくても保育士が出来るなんてウソだ」
「保育の現場では必ずピアノを弾くことが求められる」
「弾けないと先輩から叱られる」
「休憩時間や退勤後の時間を使ってまでも練習させられる」
こういうことかもしれません、もしくは
「ゆきかざ(私)はピアノが弾けなくてもいいとか言ってるけど、堂々とYouTubeにたいして上手くもないピアノ動画投稿してるじゃん!」
こういうことを思うかもしれません・・・
そこまで言わなくてもよくない!?(笑)
たしかに私はピアノを弾くことが好きだし、たいして上手くもないピアノ動画をYouTubeに投稿しています。
なので私の発言には説得力がないかもしれません。
でも、今回なんで【ピアノ】という言葉を使用したかというと、単純に保育士になる上で1番壁を感じやすいのが【ピアノ】だからです。
だからここの【 】の部分には「自分が保育士になる上で苦手かも、難しいかも」と不安に思う言葉をなんでもいいから当てはめてみてください。
例えばゆきかざ(私)で言うならば【絵】【お絵描き】【描画】という言葉になります。
絵が絶望なまでに下手すぎるゆきかざ(私)
保育士さんは絵が上手なイメージがありませんか?
子どもに「アンパンマンかいてー!」「プリキュアかいてー!」とねだられ、サッと色鉛筆で書き上げる姿は、子どもから見てとてもステキに映っているでしょう。
「じょうずー!」「ありがとう!」「せんせー、えがうまいね!」なんて書いてもらった絵を嬉しそうに眺め、持ち帰ります。
でも、私は絵が絶望的にヘタです・・・
子どもに見せたら子どものトラウマになるような絵しか描けません。
「アメトーク」の人気の回で「絵心ない芸人」ってありますよね。
自分はそこに出ている芸人さんと、同レベルかもしかしたらそれ以下なのであまり笑えません(笑)
ここで証拠としていくつかお見せします(笑)
きっと私の言ったことが本当だったと伝わったことと思います。
キリンに至っては絶対子どもの前で書くのはやめようと心に誓いました。
わざと下手に書いてるんだろうと思われる方もいるかもしれません。
否定します、なぜならそんなことしても私になんの得もないからです(笑)
つまり、なにが言いたいかと言うと一般的に絵が上手いと思われている保育士の中にも絶望的に絵が下手な保育士もいるということです。
保育士に求められるスキルとは?
保育士に求められるスキルというのはもう数えきれないくらいあります。
表現するスキルでいえば「歌」「ダンス」「描画」「製作」「ピアノ」「絵本の読み聞かせ」「手あそび」などなどたくさんです。
子どもと楽しくあそんだり子どもの気持ちを汲み取ったり、多数の子どもをまとめる能力も必要です。
もちろん「子どもが大好きなこと」「愛情を持って関われること」も大切です(これが1番ですね)
本当にこんなのはほんの一部です。
そう言うとそんなに求められるスキルがたくさんあるなら、保育士になるのはやっぱり難しいじゃないかと思われるかもしれません。
でも私が伝えたいのはこれらのスキルはどれも満点じゃなくていいということです。
保育士にとって必要なスキルを全て兼ね備えている必要はありません。
そもそもこれらのスキルを全て持っている保育士なんていないと思います。
保育者も子どもと同じように個性がある
「子どもの個性を大切にしよう」
保育園でよく使われる言葉ですし、その通りだと思います。
子ども1人ひとりに個性があって、だからこそ一緒にいて楽しくて、成長を嬉しく感じられるものです。
しかし大人になったら個性はなくなるのでしょうか?
そんなことはありませんよね。
保育者にも1人ひとり個性があります。
もう10年以上保育士をしていますが、本当に色々な保育士さんと出会い一緒に仕事をしてきました。
面白い人や惹きつけられる人、尊敬する人もいれば2度と一緒に仕事をしたくない人もいます(笑)
今回、この記事で伝えたい「個性」の意味は保育者も色々と得手不得手があるということです。
私でいえば「恥を忍んでYouTubeに動画を投稿出来るくらいのピアノが弾けるけど、絶望的に絵が下手である」ということ。
「ピアノ」と「描画」という点にだけ照準を当てた捉え方ですけどね。
それ以外の項目でも他の保育者さんより出来ることもあれば、全然出来ないことがある。
それが私の保育者としての「個性」だと思っています。
きっとたくさんいる保育士さんの中には「ピアノが本当にからきしダメだけど、絵はめちゃめちゃ上手くて数分あればリアルなプリキュアを描けます」という方もいるでしょう。
それがその人の「個性」だと思います。
私とその人の「個性」は全く真逆でも、同じ保育士ということには変わりません。
個性を活かした保育を協力して行うことが大切
今回の記事のタイトルである「【ピアノ】が弾けないくらいで保育士になることを諦めてほしくない」という話に戻ります。
いつも話が行ったり来たりしてしまうのが、私の良くない所ですね。
極端に言えば【ピアノ】が弾けなければ弾ける人に任せればいいということです。
絵が下手であれば絵の上手い人に書いてもらえばいいということです。
保育園にはたくさんの個性を持った保育士さんがいますから、それぞれの個性を活かして保育をすればいいと思います。
【ピアノ】が弾けなければ他の人に任せられなくても、CDを使ってもいいんです。
アカペラで歌を歌ってもいいじゃないですか。
やり方はいくらでもあります。
1番良くないのは「【 】が出来ないから保育士にはなれない」と思ってしまうことです。
1つのことが出来なくても保育士になることを諦める必要なんてありません。
私は【描画】の1つだけでなく、色々な所が抜け落ちている保育士ですが10年以上保育士として働けています。
色々な保育士(先生)がいるからきっと子どもにも魅力的に映るのではないでしょうか?(だいぶポジティブに捉えていますが)
将来はどんどん機械化されどんな仕事もロボット化されるなんて話もありますが、心と心の関わりが求められる「保育士」はロボットには変わりは出来ないと断言出来ます。
苦手を克服するために努力することは必要
ここまで書いていて1つ間違ってほしくないのは
「出来ないことはやらなくていい」
「努力しなくていい」
こういうことを伝えたいのではありません。
保育士として成長しようとする気持ちや努力は必ず必要です。
「出来ないことは出来る人にお願いすればいい」と先ほど書きましたが、それが難しい状況もあります。
例えば新卒だったり2-3年目の先生がかなりベテランの先生に
「わたしー、ピアノ弾けないんでー、おねがいしまーす。」
こんなかるーい気持ちで言えないし、言われた方も気持ちよく弾くことは出来ないですよね。(そもそも口調が腹立つし)
出来ないことに関しては、自分の成長のためと努力することは必要です。
それで出来るようになればあなたのスキルが上がりますし、なにより努力している姿を必ず周りが見ています。
もし出来るようにならなくても努力をしているあなたの姿を見れば、必ず周りは優しく手を差し伸べてくれます。
ゆきかざ(私)だって、子どもに絵を描いてと頼まれて周りに頼れる人がいなければ自分で書きます(笑)
写真やデザインを見ながら時間をかけてでも書いたり、子どもに頼まれやすいキャラクターは事前に練習しておくということをしています。
これが私なりの努力です。
苦手なことがあっても保育士になれる
そもそもゆきかざ(私)が保育士になって働けているのだから、必ずあなたも保育士になれます。
私なんて専門学校も出ていないし、就職してから初めてオムツ替えをしたような保育士です。
【絵】だって絶望的に下手くそだし、すぐに凹むし、最近はお腹も出てきて子どもと鬼ごっこして本気で走っても追い付かれそうになりますし(笑)
出来ないことはあってもそれも保育士としての私だし、そんな私でも慕ってくれる子どもたちがいます。
そしてその子たちのことが大好きで愛していて、保育士という仕事も好きで誇りを持ってやっています。
苦手なことや出来ないことなんて誰しもたくさんあります。
完璧な人間なんていないし、完璧な保育士もいません。
どうか1つのことが出来ないくらいで「保育士」になることを諦めないでください。
自分に出来ることを活かした、あなたしか持っていない「個性」が輝く保育者になれるはずです。
これから保育士になりたいという人がいるならば私は全力で応援します。
私ももっと自分なりの「個性」を磨けるように努力をしていきたいと思いますので、ともに頑張りましょう。
それではまた明日!