どうもー、ゆきかざです!
私は保育士として日々働いています。
そして先日【防火管理講習会】を受けてきました。
保育園にも「防火管理者」は必要です。
保育園以外でもほぼ大抵の施設・建物において「防火管理者」の選定は必須です。
その「防火管理者」になるために必要な資格を取得するための講習会が【防火管理講習会】です。
講習会を受けるまで色々不安なことは多かったですが、実際に受けて全て解決出来ましたので、これから受ける方のために丁寧に説明させていただきます。
Contents
実際に埼玉(さいたま)会場で受講してきた!
私が受講してきたのは「埼玉県さいたま市」の講習です。
地域によって内容に差異はあるかもしれませんが、その時の経験を基に説明します。
さいたま市の会場は「埼玉県農業共済会館」でした。
良い天気の中、受講してきました。
屋内なので天気は関係ないですけどね(笑)
「さいたま市」の会場は受講番号により、席は決まっていました。
早めに行って、後ろの席を取ろうと思っていた私の思惑は崩されました(笑)
おそらく申し込み順に受講番号は割り振られていくと思います。
後ろの席が良ければ遅めに申し込めば可能かもしれません。
しかし、受講人数が定員になると当然受けられなくなってしまいますので、変なことは考えずに素直に申し込みましょう。
ただ私が受けた時は200人程度の定員に150人程の参加でした。
年齢も性別も外見も色々な人がいます。
普段の保育の研修とは全然違いました(笑)
服装はきちっとYシャツを着てきている人もいればカジュアルな人も多かったです。
私もTシャツ短パンサンダルでしたが、問題なかったです(笑)
【防火管理講習会】の流れと注意事項
【防火管理講習会】は2日間の受講となります。
これは「甲種防火管理者」の資格を取得する場合です。
「乙種防火管理者」ですと1日の受講ですが「乙種」を受けるのであれば「甲種」の資格を取得しておく方が良いです。
私が受けてきたのも「甲種防火管理新規講習」ですので、こちらについて説明していきます。
【防火管理講習会】2日間の流れ(時間・タイムスケジュール)
「甲種防火管理新規講習」2日間の流れは以下の通りです。
【第1日目】
9:20~ 9:50 受付(30分)
9:50~10:00 オリエンテーション(10分)
10:00~12:00 ①防火管理の意義と制度の概要(2時間)
12:00~13:00 昼食休憩(60分)
12:50~13:00 受付[※科目免除者のみ]
13:00~15:00 ②火気管理、危険物の安全管理、地震対策(2時間)
15:00~15:10 休憩(10分)
15:10~16:40 ③施設・設備の維持管理(1時間30分)
16:40~16:50頃 事務連絡等(約10分)
【第2日目】
9:20~ 9:50 受付(30分)
9:50~12:00 ④自衛消防(2時間10分)
12:00~13:00 昼食休憩(60分)
13:00~15:00 ⑤防火管理の進め方と消防計画(2時間)
15:00~15:10 休憩(10分)
15:10~15:30 効果測定(20分)
15:40~15:55頃 修了証交付、事務連絡等(約15分)
講義の時間や休憩時間は当日の状況によって変わることはありますが、概ねこの通りに進んでいきます。
事前に聞いた話では座学だけでなく実践もあると聞いていたのですが、私の場合はありませんでした。
講義は長いと2時間あり、かなりの長丁場です。
はっきり言って眠いです(笑)
ただ1時間毎に休憩を10分程挟んでもらえたので、気分をリフレッシュさせながら参加出来ました。
休憩中には個別の質問についても答えてくれます。
【防火管理講習会】の注意事項
大事な資格を取得するための講習会ですので、当然真面目に参加しなければなりません。
受講時の留意事項についても説明があります。
注意事項は以下の通りです。
・指定された席について受講する
・貴重品は個人の責任で管理する
・携帯電話は電源を切るか、マナーモードに設定する
・講義中に携帯電話での通話や操作はしない
・受講態度が悪い(居眠り・携帯の操作・私語など)場合、退室させられ講習修了が認められない
・効果測定の結果が合格に満たない場合、補講を受けることがある
・係員の指示に従う
色々と書いてありますが、全て基本的なことです。
居眠りやスマホの操作に関しては巡回して声をかける場合があると説明がありましたが、私が見た感じ、声をかけられている人はいませんでした(スマホの操作をしている方はちらほらいましたが)
係員の方はみんな丁寧で優しかったです。
車での来場は要確認!
講習1日目の終わりに「明日の車での来場はご遠慮ください」というアナウンスがありました。
会場によっては通常の業務が行われており、受講者がたくさん車で来場すると駐車場が埋まってしまったり支障が出るからだと思います。
これに関しては地域や会場で違うと思いますので、事前に確認しておくといいです。
問い合わせる場合は会場ではなく各自治体の「防火安全協会」に聞きましょう。
【防火管理講習会】に必要な持ち物
【防火管理講習会】に必要な持ち物を紹介します。
・受講票(両日ともに)
・筆記用具(ボールペン、マーカー)
・ノート、紙
・水分
・昼食(外出も可)
・調整用の衣服
(2日目)
・初日に配布されたテキスト
「受講票」
必ず必要です。1日目の受付時に提出しますが戻されますので持ち帰り、2日目も忘れずに持参しましょう。2日目の受付時にも提出し、そこでさようならとなります。
「筆記用具」
意外に忘れやすいです。ボールペンも急にインクが出なくなった時のために2本以上は持っていきましょう。マーカー(蛍光ペン)があるととても重宝します。
「ノート・紙」
基本的にはテキストに書き込んだり、マークをすることで合格出来ると思いますが、個別にメモしたい場合はノートを持っていきましょう。
「飲み物」
季節にもよりますが、暑かったり乾燥したりと水分補給が必要なこともあります。受講時の水分補給もOKでしたので、忘れずに持っていきましょう。
「昼食」
会場内で食べる場合は昼食を忘れずに持っていきましょう。外出して食べに行くことも可能ですが近くに飲食店があるとも限りませんし、講義が始まる時間には余裕を持って戻ってこなければなりません。
ちなみに「さいたま市」の会場では500円で弁当の販売がありました(事前の告知はなかったような・・・)
「調整用の衣服」
季節により会場内が暑い、寒いということがあります。室温の調節はしてくれますが、広い会場での講義になりますので場所によってエアコンが効きすぎたりということもあります。暑い時は脱ぐ、寒い時は羽織るといった調節の出来る衣服があると安心して受講できます。
配られるテキストは2日目に持っていくのを忘れないように!
1日目に受講テキストが配布されます。
受講時に使うテキストはこの1冊のみです。
こちらは初日に持ち帰り、2日目も絶対に忘れないようにしましょう。
こんなDVDと冊子も配布されます。
こちらは見ておいてくださいくらいの説明しかなく「2日目もいらないです」と言われたので持っていきませんでした。
会場によりテキストが違ったり、2日目に必要かどうかも違いがあるかもしれないので、説明をよく聞いて指示に従ってください。
講義の内容は易しい?難しい?
肝心の講義の話ですが、講師の先生がひたすら話してそれを聞くというスタイルです。
私が受講した時の講師の印象は
・体格がいい
・日焼けしている
・優しい
防火管理の講師ということで以前(今も)消防関係の仕事をされていたのかなと感じました。
しっかり日焼けしていて体格がよい年配の方でした。
そして、全員優しかったです。
基本的に落とすための講習会ではないので、丁寧に教えてくれます。
最後の効果測定に出てくる部分は「チェックしてね!」とほぼ全部教えてくれます(笑)
講義中に水分補給をしたり、トイレに抜けることも可能です。
ただ真面目で堅い話が続くのではっきり言って眠くはなります。
寝てしまうと肝心な部分を聞き漏らしてしまう可能性もありますので、頑張って起きて講義を受けましょう。
あとは自分の勤める施設・職場を思い浮かべて聴くのがポイントだと思います。
私でいえば自分の保育園をイメージして聞くと、頭に入りやすかったです。
最後に受ける試験(効果測定)は難しい?
講義が全て終わると最後に「効果測定」があります。
ここで合格すると修了証をもらうことが出来ます。
「効果測定」の概要は
・1問10点の10問
・三択問題
・合格は60点(6問以上正解)
・時間20分
・テキスト参照可
・自己採点
・講師が「チェックしてね」と言った所が出題される
かなり甘々な試験となりますので、まず合格出来るといっていいでしょう。
そもそも落とすように出来ていないし、終了後に60点以上かどうかを確かめることもなかったです(笑)
試験前の休憩時間にテキストを見直してめっちゃ勉強したのですが、まさかのテキスト参照可でしたので、講義で言われたところをマークしておけば問題ないです。
「防火管理者」の資格を取得してからがスタート!
「効果測定」に合格すると修了証をもらうことが出来ます。
2日間という長い時間受講することで晴れて「甲種防火管理者」の資格を取得することが出来ました。
講義中に何回も言われることですが、これはあくまで資格を取得出来たということだけです。
実際に施設・建物の「防火管理者」になるには書類を消防署に届ける必要があります。
私自身はすぐに「防火管理者」になるわけではなく、今後を見据えて取得しておいたわけですが、講義を聞いて勉強になることは多くありました。
避難訓練の方法だったり、消火機器の点検・使用法など保育園で働く上でとても参考になりました。
受講して学んだことを保育士として働く自分が保育園に還元していきます。
そしていつか自分が「防火管理者」になった時は資格を活かして、頑張っていきます。
この記事がこれから【防火管理者講習】を受ける方の役に立てたなら嬉しいです。
それではまた明日!