どうもー、ゆきかざです!
私は現役の保育士として、毎日保育園で働いています。
子どもたちと歌を歌うがの好きで、ピアノも下手くそですががんばって弾いています。
ピアノを弾く上で必要になるものはなにか、それは楽譜です!
「私は絶対音感があって、聞けば耳コピ出来るので楽譜なんていりません」という人は、もうここから見なくても大丈夫です(笑)
保育士にとって保育園で使う楽譜を選ぶのはなかなか難しいです。
欲しいものを何冊も買えればいいですが、楽譜はけっこうな値段がします。
そこで現役保育士で保育の楽譜マニア(笑)の私が、保育園で使用する楽譜の選び方のポイントを書きたいと思います。
楽譜選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです!
ちなみに楽譜の大半の楽曲については私のYouTubeチャンネルに実際に演奏した動画がありますので、見てください。
Contents
保育の楽譜がなぜ好きなのか?
「楽譜マニア」といっても、実はそこまでの領域にはまだ達していません。
「保育の楽譜が好き」くらいのレベルでしょうか(笑)
でも本屋に行くと最初に保育コーナーの楽譜が置いてある本棚に行って、楽譜を探すのが恒例の楽しみとなっています。
新しいのや持っていない物があると欲しくなります。
そして奥さんに「たくさんあるじゃん」と冷めた目で見られます(笑)
実際に持っている楽譜の一部はこんな様子です。
私は趣味と技術向上のためにブログやYouTubeに自分のピアノ演奏動画を上げてたりするのですが、基本的には購入した自分の楽譜を使っています。
たまに職場の人から借りたり、コピーさせてもらうこともありますが(笑)
でも、やっぱり楽譜は出来る限り自分の物として持っていたい、そう思います。
そこで、なんで保育の楽譜が好きなのか考えてみました。
1、見た目がかわいい
30代の男がなにを理由にしているんだという感じですが(笑)
写真を見ても分かるように一般的に売られている楽譜とは違い、保育の楽譜はやっぱりかわいいですよね。
保育に関わる者としてはこういうイラストが描かれていると購買意欲が湧きますし、手元に置いておきたくなります。
2、楽譜から歌が想像できる
本屋で楽譜を見ている時間が好きなのですが、楽譜が少し読めればなんとなく楽譜から音楽や歌が想像出来ます。
この季節にはこんな歌があるんだなど想像できると新しい発見にも繋がり、とても楽しいです。
3、子どもと一緒に歌うところが想像できる
歌や音楽が想像出来ると、その歌を子どもたちと一緒に歌いたくなります。
保育士としての習性ですね(笑)
「今度の月の歌をこの曲にしたら喜んで歌ってくれるかな」
「この前はゆったりした曲を歌ったから、今度は元気な歌にしようかな」
そんな想像をしているだけで楽しくなります。
4、ピアノ上達へのアドバイスが載っている
ほとんどの楽譜にはピアノ上達へのアドバイスやコツが載っています。
そこを読むと(読むだけではダメですが)勉強になり上達に繋がります。
中にはコード表を載せてくれている楽譜もありますので、楽譜以外のページを見ても楽しめます。
これらの理由で私は保育の楽譜が大好きです。
保育の楽譜の選び方のポイント
さて、今度は楽譜の選び方のお話になります。
本屋さんには保育に関する楽譜がたくさん置いてあります。
はっきり言って悩みます・・・いったいどれを買えばいいのだろう?
楽譜は安いものではないので間違えて買うと後悔することもあります(持っているだけで保育士としては資産になるのですが)
そこで後悔せずに、買ってよかったと思える楽譜の選び方を紹介します。
1、自分の弾きたい曲が載っているか?
まず1番大事なのは自分の弾きたい曲が楽譜に載っているかどうかです。
楽譜を買いに行く時は「この曲が載っている楽譜が欲しい」と思って行くことが多いです。
自分が行事で弾かなければならなかったりクラスで歌う歌を決めて、その曲が載っている楽譜を探すというパターンです。
当然、そのお目当ての曲が載っていなければ買う意味はないので、たくさんの楽譜の中から自分の弾きたい歌が載っているかどうかを確認して買うようにしましょう。
2、自分のピアノのレベルを考えて選ぶ
有名な曲であればたくさんの楽譜に色々な編曲がされて載っています。
本によって楽譜の内容が違うことは多いです。
その時はいったいどれを選べばいいか、悩みます。
その時に大事なことは「自分のピアノのレベルを考えて選ぶ」ことです。
この時のポイントはさらに2つに分かれます。
A、自分が弾けそうなレベルのものを選ぶ
楽譜の中にはすごいレベルの高いものもあります。
自分のピアノのレベルが伴わないものを選ぶと挫折して、楽譜を見るのもイヤになります(笑)
子どもと楽しく歌うことだけを考えたら、あまりにも難しいものは必要ないと思います。
「これくらいならちょっと練習すればすぐに弾けるかな?」というものを選ぶのが安心です。
弾きたい曲がたくさんの楽譜に載っていて悩んだら、自分が弾けそうでさらに1番華やかに聞こえそうな楽譜を選ぶのがおすすめです。
B、自分のレベルより少しだけ難しい物を選ぶ
これは自分のピアノの技術を上げたい時に選んでほしい選択肢です。
保育士としてピアノを弾く以上は上手くなりたいという気持ちが出てきます。
簡単なものばかり弾いていてもなかなかレベルは上がりません。
自分のレベルより少し難しいものを必死に練習していくと、自然とスキルは身についていきます。
長期的に練習していきたい人はこちらの選択肢も視野に入れて選んでほしいと思います。
自分のピアノが上達していくのを感じると本当に嬉しくなります。
3、楽曲の用途によって選ぶ
基本的にはクラスで歌うことが中心になると思いますが、中には行事で弾くという場合もあると思います。
楽譜によってはこのように行事に特化して出されている楽譜もあります。
卒園式や発表会などの行事では子どもと歌うだけでなく「聴かせる」ということも必要になってきます(難しいし、プレッシャーですけど)
その時はピアノを弾くことで華やかさを感じられるかというのも大きなポイントになってきます。
行事などで弾く楽譜を探す場合は行事に特化した楽譜選びがおすすめです。
4、幅広いジャンルに対応した曲が載っているか?
1曲だけをお目当てに買う場合でも、必ずその楽譜全体に目を向けるようにしましょう。
どの楽譜にも100曲以上は載っていることが多いです。
その楽譜を持っていることが、必ず今後に役立ちます。
自分の保育園の行事や担任のクラス、担当の係なども頭に入れて1年間、またそれ以降も使っていけるかどうか、弾きたい曲がありそうかどうかを考えましょう。
とはいえ、最近の楽譜はしっかり幅広いジャンルのものが載っていますので、たいていは大丈夫だと思います。
5、出版社を見て選ぶ
これは少し高度な選び方になりますが、出版社で選ぶということも出来ます。
保育に関しての書籍は楽譜以外にもたくさん出ています。
自分のお気に入りの出版社があれば、そこから選ぶのもありです。
また、私のように楽譜をたくさん持ちたいという人もいるかもしれません。
その時に大事なのは「同じ出版社の楽譜は2冊いらない」ということです。
違う本でも出版社が同じで監修や編曲が同じ方だど、楽譜の内容自体が同じなことが多いです。
ただ載っている曲自体は変わりますので、同じ出版社のものでもどちらかしか載っていなくて「その曲が弾きたい!」ということであれば、もちろん買っていいと思います!
以上に挙げたことが、楽譜を選ぶ際にポイントにしてほしいことです!
楽譜を選ぶ際に必ず見るべきところ
実際に楽譜を選ぶ時に手に取って必ず見てほしいところを伝えたいと思います。
1、目次
ここが1番重要です!
目次さえ見ればほとんどその本が分かるといっても過言ではありません。
私が本屋に行って楽譜を選ぶ時もほとんどここを見ています。
目次を見ればその本にどんな曲が載っているかが全て分かります。
またどんなジャンルで分けられているかも分かります。
目次を熟読して、自分の弾きたい曲がたくさん載っているか確認しましょう。
2、索引
目次とは別にほとんどの楽譜には索引が載っています。
自分のお目当ての曲が載っているかどうか、あいうえお順で探すことが出来ます。
楽譜を持っていて「歌い出しの索引」が載っているとかなり便利です。
年を取ると曲のタイトルが出てこないことがあります(笑)
でも、歌い始めの歌詞は出てくるのに!ってことありますよね?
そんな時は歌い出しの索引を使用すれば簡単に調べられます。
3、楽譜
曲の楽譜を実際に見ることは大切です。
先ほど挙げたように複数の本に同じ曲が載っている場合は、何回も楽譜を見比べましょう。
楽譜によって難易度が全く違います。
場合によっては載っている長調が違うこともあります。
いわゆるハ長調とかニ短調とかそういうものですね。
私も詳しくは説明出来ませんが、長調が変わると♯や♭の数が変わるので弾きやすさが大きく変わります。
さらに見るべき点はここです。
・指番号が書いてあるか?
・音階が見やすく書かれているか?
・曲を弾く時のポイントやコツは書いてあるか?
これらが書いてあると、楽譜としてはさらに弾きやすくなるのでチェックしてみてください!
4、本書の特長を書いたページ
本の最初にはこの本の特長と使い方のページが載っています。
ここを見ればこの本がどういう点を重視しているかというのを知ることが出来ます。
例えば
・たくさんの曲数がある
・やさしい編曲をして弾きやすくしている
・楽譜が見やすいように工夫している
・乳児からも楽しめる曲を紹介している
・対象の年齢を表記している
・歌と一緒にあそべる手あそびが描かれている
こういったことが書かれていることが多いです。
自分が求めている部分と本の特長が合うものを選びましょう。
実際に使用しているおすすめの楽譜が載っている本
私が実際に持っている物で、おすすめの楽譜を紹介します!
保育のカンタンピアノ伴奏130曲 (保カリBOOKS)
「ひかりのくに」から出版されている楽譜で、おすすめの1冊です。
私が、この本の1番好きな所は楽譜ページの見やすさです。
明るい色合いと大きく文字・音符が書かれており、弾き歌いしていてもとても見やすいです。
・年齢別の今月の歌が載っている
・130曲と曲数が十分にある
・基本となる曲から昔ながらの童謡、最近の曲まで幅広く載っている
・楽譜のページがとても見やすい!
・やさしく編曲されているが、聴き映えする
・楽譜ごとに「ここマス」というコーナーで曲の解説をしてくれる
・さらに「楽に弾けちゃうポイント」という解説部分がある
ちなみに同じ「ひかりのくに」から出てる本ではこちらも曲数が多く、おすすめです。
これなら弾ける!保育のうたピアノ伴奏160 (ナツメ社保育シリーズ)
「ナツメ社」から出版されている本です。
160曲載っているので、最初の1冊として持っておきたい1冊です。
楽譜ページもカラーでとても見やすくおすすめです。
・行事、季節、生活に分かれた多くの人気曲が掲載されている
・曲の対象年齢が分かりやすく表記されている
・1曲ごとに弾き方や歌の解説がしっかり書かれている
・楽譜ページがカラーでとても見やすい
・曲によっては左手3和音の曲もあり、聴き映えする
・全体的に他の本より難易度が高いが、弾き応えがある
やさしく弾ける! 保育のピアノ伴奏 簡単アレンジ・園生活・行事・季節・人気のうた163
「池田書店」から出版されています。
163曲も掲載されており、手あそびやふれあいあそびに使える曲が多いのが特長です。
・難易度は全体的に優しめで、初心者でも弾きやすい
・163曲という曲数で、幅広いジャンルに対応した曲が載っている
・ハ長調で弾ける(♯♭がない)曲が多く載っている
・1曲ごとの解説がしっかり説明されている
・曲を使った手あそびやふれあいあそびがかわいいイラスト付きでたくさん載っている
・楽譜のページは少し字が小さいので見にくい時がある
保育で使えるこどものうた230曲! 季節行事で使おう! 編 (坂田おさむおにいさんが選ぶ! シリーズ)
「Rittor Music」から出版されています。
最初に私が載せた写真を見てもらえれば分かりますが、帯にはバッチリ監修の坂田おさむおにいさんが映っています(笑)
さらに今、人気のだいすけおにいさんも推薦として載っています。
Amazonでも今、1番売れている保育の楽譜本です。
・坂田おさむおにいさん監修という安定感
・だいすけおにいさん推薦という高揚感
・他の楽譜にはないような、坂田修さんの曲が数多く載っている
・230曲という圧倒的なボリューム
・楽譜の難易度は平均的で弾きやすい
・曲数が多い分、紙1枚が薄く次ページが透けて弾きにくいことがある
・楽譜ページが白黒で、少し見にくい
・曲の解説などはない
私が持っている中で、おすすめの楽譜を紹介させていただきました。
とりあえずこの中から1冊持っていれば問題ないと思います。
1冊買ってさらに欲しくなったら、他の色々な楽譜も見てみてください!
私も今後も欲しいものが見つかったら、どんどん買っていきたいと思います!
楽譜を1曲から買いたい時は「ぷりんと楽譜」がおすすめ
ここまでは本屋さんで買える楽譜を紹介してきました。
基本的には楽譜は本で買って手元に置いて持っていてほしいと思います。
しかし、先ほどにも書いたように楽譜本はけっこうな値段がします。
相場としては1500円~2000円を超えるものもあります。
それくらいの価値があるとは思いますが、なかなか簡単には買えません。
また、探しても探してもどうしても「これ!」という楽譜に巡り合えないこともあります。
そんな時は1曲から楽譜を買える「ぷりんと楽譜」のサイトがおすすめです。
「ぷりんと楽譜」のおすすめできるポイント
私もどうしても楽譜が見つからなかったり、買いに行く時間がない時はこの「ぷりんと楽譜」を利用しています。
「ぷりんと楽譜」の良いところは
・欲しい楽譜がすぐ手に入る!(プリンターで印刷可能)
・1曲単位(108円~)で購入できる!
・多彩な支払い方法から選べる(クレジットカード決済、コンビニ決済など)
・曲数が多い
・1曲ごとの楽譜パターンが多く、幅広い難易度・演奏スタイルから選ぶことができる
・もちろん「保育」以外の楽譜も購入できる
これらの点が挙げられます。
「さよならぼくたちのほいくえん(ようちえん)」で検索しても8件もの楽譜が出てきます(ピアノの楽譜は6件)
これだけあれば自分の求める楽譜とも出会うことが出来ます。
1曲単位で買いたい方やどうしても楽譜が見つからない、買いに行けないという方は「ぷりんと楽譜」での購入をおすすめします!
楽譜を持っていること、ピアノを弾くことは保育士としての資産になる
今回は現役保育士であり「楽譜マニア」(笑)である私が、保育士さんが楽譜を選ぶ際の選び方のポイントや、私のおすすめの本を紹介させていただきました。
保育士にとってピアノを弾くということは仕事の1つかもしれません。
楽譜はそのための仕事道具の1つとも考えられます。
しかし、ピアノを弾くということは楽しいことでもあります(上手く弾けない時はイライラしますが(笑))
どうか楽譜を用いて楽しくピアノを弾いてもらえればと思います。
楽譜を持っていればピアノを弾きたいときに弾くことが出来ます。
楽譜を持っていれば子どもとなにか歌いたい時にそこから選ぶことが出来ます。
保育士にとって楽譜を持っていることや、ピアノが弾けるようになる経験は資産になります。
もちろん子どもと一緒に楽しく歌える時間はそれだけで宝物です。
「この歌が弾きたいけど楽譜が見つからない」
「自分のレベルに合わせた楽譜がどれか分からない」
そんな悩みはブログでもYouTubeでも相談してもらえれば、全力でお答えします!
この記事が子どもに関わる方の楽譜選びの参考になれば嬉しく思います。
ピアノが苦手な方や「新卒」「新人」の方に向けた楽譜紹介はこちら!
それではまた明日!
ありがとうございました。すごい助かりました。
ブログを見ていただきありがとうございました!参考になったなら嬉しいです♫
私は24時間の託児所でパートで働きながら、保育士の勉強をしています。
保育士になったら、ピアノは必須なのでピアノを習っています。
毎月、その月に弾く曲を決めないといけないのですが、もう何年も習っているので曲が底をついてきています。
それに、家で練習するのに自分はドレミは読めるのですが、四分音符以外はどれくらい伸ばしたらいいか分からないんです。
なので、ゆきかざチャンネルを見て自分が弾けそうなのを選んでいます。
今は、どれくらい楽譜の本を持っているのかと持っているなかでどれがおすすめなのか教えてほしいです。
はじめまして!
ブログやYouTubeも見ていただきありがとうございます。
毎月の曲ということではゆきかざチャンネルでもだいぶ季節や月の曲を弾いてきましたが、それでも尽きてきてしまいましたか(^_^;)
楽譜本に関しては記事内の写真で載せた以上にまた買い足してるので、めっちゃ持ってます。
おすすめの本となるともう一つの記事で書いた簡単に弾ける楽譜というのが当てはまりますかね。
大体は初心者向けに音階や指番号が書いてあるので、あとは和音が少ないものが慣れるまではいいと思います。
他にもなにかあればなんでも聞いてくださいね!
ゆきかざチャンネルの中から、自分が弾ける曲を選んでいるのですが、私が弾ける曲が少なくて…
どうしてもない時は自分で選んでいます。
私も楽譜本を集めるのが好きです。
持ってるいる楽譜本は一年で一周してしまうので、大体一年に一回、楽譜本を1・2冊買い足しています。
買う時は、音階・指番号がついていたり、出来るだけ簡単なのを選んでいます。
ゆきかざさんが紹介している楽譜本も持っていますよ。
楽譜本ってかわいらしいし(特に子ども向けのものは)つい、買ってしまいます。
自分も最近は弾く曲がなくなってきているのが悩みの種だったりしますね。。。