どうもー、ゆきかざです!
保育士として保育園で働いている中で1日「運命の日」というものがあります。
それが来年度のクラス担任が発表される日です。
保育士にとっては1年間の運命が決まる日でもあります。
保育園でクラス担任が発表されるまでを現場の保育士の経験を通して書きましたので、よかったら見てください!
Contents
クラス担任が発表されるまでに行われること
クラス担任が実際に発表されるまでに行われることを書いてみたいと思います。
事前に個人面談が行われる
年度の後期に入ったくらいからでしょうか、園長(もしくは社長or会長というところも)との個人面談があります。
基本的に面談を受ける側は1人です。
他の人がいる中で自分の進路のことなんて話せませんもんね(笑)
そこでは来年度のことだけでなく、現在の仕事のことや不満など普段はあまり言えないことを話す機会となります。
ある程度そういった話が終わった後に、来年度について聞かれるわけです。
まず必ず聞かれるのは「継続する」かどうかです。
来年度も続けるのであれば「はい」ですし、辞めるのであれば「いいえ」です。
まだ検討中という方は保留という形になりますね。
もう辞めることを決めていた人であれば個人面談よりさらに前に園長に伝えていることと思います。
保留した方も決断した時点で園長に伝える必要があります。
来年度の希望のクラスは聞かれる場合と聞かれない場合がある
「継続する」と答えた場合に、来年度のクラスの希望を続けて聞かれることがあります。
きっと誰もが来年のクラスについて自分なりの希望があると思います。
「このクラスになりたい!」
「幼児クラスはイヤなので、乳児クラスがいい」
「このクラスだけはいやだ!」
「あの先生とだけは組みたくない!」
もし聞かれた場合は自分の思っていることを素直に園長に伝えましょう。
ただ希望通りにならないこともあるということは理解もしておきましょう。
「自分の気持ちを伝えたから大丈夫」と思っていても現実を見れば希望通りにならなかったなんてことはよくある話です・・・
ちなみに希望を一切聞かないというスタイルを貫き通す保育園・園長もあります。
聞くとどうしてもその人の意見に沿ったクラス編成を組まなければいけないので、それなら最初から聞かないほうがいいという考え方ですね。
保育士側からすれば「せめて意見だけは聞いてよ」とも思いますが、決める側からすると聞くことでさらに難しくなったり、希望通りに出来なかったことで罪悪感が生まれてしまうのかもしれません。
聞かれなかった場合はもう信じて待つしかないですね。
どうしても気持ちを伝えたい場合は直接、園長と時間を取って話すことも可能かもしれませんが、それは各自の判断となるでしょう。
保育者同士で探りを入れ合ったりする
自分がどのクラスになるかも気になりますが、他の先生がどのクラスになるのか、どのクラスを希望しているのかも気になります。
また「辞める人がいるのか?」も気になるところです。
辞める職員に対しては「まだ周りに言うな」と園長から口止めされていることも多く、なかなか教えてくれません(笑)
そんな中で休憩中とかに保育士同士で探り合ったりします(笑)
探り合ったところで、みんな仮定の話なので正解かどうかなんて分からないんですけどね。
新年度が近付くと来年度のクラス予想を保育者同士でするのは結構保育士あるあるだと思います。
あと【クラス発表】される日のシフトを見て1番遅いシフトになっている人は「もしかしてこの人、辞めるから1番遅いシフトなんじゃ・・・」なんてそこまで勘ぐったりもします(笑)
【クラス発表】が近付くと本当に落ち着かない日々が続きます。
いざ【クラス発表の日】
【クラス発表】される日は園全体の雰囲気がいつもと違うように感じます(笑)
もちろん子どもや保護者はそんなことは知らないのですが、職員は少し緊張気味ですしフワフワしています。
慎重に保育をしていても、後々に迫っている【クラス発表】が気になります。
昼に集まって発表される所もありますし、夜にみんな残って発表される所もあるでしょう。
「運命の瞬間」まではドキドキ待つしかないのです。
そして、発表された瞬間に来年度1年の運命が決まるのです。
【クラス発表】される時に気にしていること3つ
自分が【クラス発表】される際に気になる点は3つあります。
1、自分がなに組の担任になるか?
やはり1番気になるのは「自分がなに組(何歳)の担任になるか?」というところです。
持ちあがり(自分が持っていたクラスとそのまま一緒に上にあがること)を希望することもあるだろうし、このクラスをやってみたいということで希望している場合もあると思います。
希望通りになることもあるし、ならないこともあります。
自分の名前が呼ばれるまでは、本当にドキドキします。
2、自分が誰と同じクラスになるか?
自分がどのクラスになるかが1番気になりますが「誰と」そのクラスを一緒に担任するかということもかなり重要です。
保育は協力・連携がなければ成り立たないので、本当に「誰と」組むかは重要です。
やはり人間ですから人と合う・合わないは当然あります。
一緒に組む人の年齢や経験などによって関わり方も変わりますし、1年間の過ごし方が変わります。
もちろん自分だって、一緒に組む人によっては「こいつと組みたくなかった」と内心は思われてることもあるわけです。
一緒にクラスを持っていく中で、保育士同士の仲が良ければいいクラスになるわけでもありません。
意外な組み合わせが違った相乗効果を生むこともあるかもしれません。
こればっかりは一緒に保育してみないと分かりません。
リアルな意見を書くのがこのブログのモットーなので私の意見を言うならば「あんまり合わない人とは組みたくないし、仕事にやる気がない人とは組みたくない」というのが私の本音です(笑)
3、役職はあるのか?
【クラス発表】される時に一緒に役職が発表されることがあります。
いわゆる「クラスリーダー」などですね。
保育園によっては他にも「乳児リーダー」「幼児リーダー」など、クラスを束ねるリーダーを置く園もあるかもしれません。
さすがに「主任」クラスがその場で急に発表されることはないと思いますが、「クラスリーダー」などは一緒に発表されることが多いです。
その時に自分に役職があるかないかで、次の1年の仕事量や責任感が変わります。
ここで本音を言うならば「クラスリーダー」はやりたくはありません(笑)
以前「クラスリーダー」記事を書いた時も言いましたけどね。
【クラス発表】の際は自分がどの立場になるのか?という部分も気になるところであります。
発表されたら基本的に拒否権はない
【クラス発表】されたら覚悟を決めて、新年度の準備に取り掛かっていきます。
とはいえまだまだ今年度が忙しく残っていますので、同時進行で進んでいきます。
基本的に発表されてからの変更はないと言っていいでしょう。
もし納得いかないことがあり、文句を言う人がいたとします。
ただ、その人の文句で誰かとクラスを交換するということはもう出来ないと思います。
それで変わってしまったら「そんなことありなんだ」と余計不満が出ると思うし、不公平になってしまいます。
ですので、発表されたらもうそれに従うしかありません。
それは保育園じゃなくても普通の会社でも同じことなのかもしれませんね。
全員の希望が通るクラス編成など存在しないのではないか?
保育士にとって「運命の日」である【クラス発表】について、今日は経験を基に書いてみました。
私は以前、園長が決めたクラス編成について相談される立場になったことがあります。
クラス編成を決めるわけではなく、あくまで決まったものに対してのアドバイスを求められるくらいの感じです。
当然クラスを決めるような役職ではありません(笑)
そこで思ったことはクラスを決める立場の人も大変だということです。
職員の希望を聞いたのであれば、全員の希望を叶えてあげたいと園長は思うでしょう。
でも、そういうわけにもいきません。
園長としては、保育園全体を考えて適材適所に人を当てはめていきます。
「この人にはこのクラスを持ちあがってもう1年育ててほしい」
「この人はあの人の下で保育を学んで成長してほしい」
「この人は将来に向けて、~歳クラスを受け持って勉強してほしい」
そういった願いを込めて、クラス編成を考えているのだと思います。
どう発表しても、誰かから不満が出たり裏で悪口言われたり(笑)そういう風になるのは分かっていて、覚悟を持って決めているのだと思います。
どうか不満があっても決めた人のことを悪く言わないであげてほしいと思います(笑)
この記事を書いている1月下旬は新年度発表がそろそろ近づいてきている時期です。
きっと皆さんもドキドキして待っていることでしょう。
私ももちろんドキドキしています(笑)
希望が通れば嬉しいですが、どのクラスになっても子どもと関われることには変わりません。
新年度の【クラス発表】をドキドキしながら楽しみに待ちましょう。
それではまた明日!