仕事(保育)

一般男子大学生が「保育士」になるまで【後編】

どうもー、ゆきかざです!

さて、今日はなんの話をしようかな(笑)

おいおい、前回の続きは!ってツッコミが聞こえました。

いやウソです、なぜならまだ0PVだからです。

まだ誰にも見られない中でひたすら書き続ける、まさに孤独

ワードプレスは孤島と聞いていましたが、ウソ偽りないですね。

まぁめげずに書いていきたいと思います。

 

前回は自分が保育士になるまでの過程の途中まで書きました。

たしか、保育士浪人に突入するとこまででしたね。

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では続きを書きたいと思います。

保育士浪人という聞いたことない浪人生になった私。

なんとか無事に大学を卒業した私は晴れて保育士浪人生になりました。

もう私がやるべきことは決まっていました。

唯一落とした「小児栄養」に全精力を注ぐ!

これしかありません!

逆にこれを落とすともう1年待たなければならないのです。

前年度は8教科10科目勉強していたので1教科なら楽勝じゃんと思っていましたが、これがなかなかどうして。

まずモチベーションがあがりません(笑)

 

前までは飽きたり息詰まったりしたら、他の教科に切り替えるということが出来たのですが、その必要がありません。

なので、ひたすら栄養のことを勉強するしかないのです。

興味のない言葉の羅列「ロイシン」「イソロイシン」とかそういった言葉を日々眺めてても飽きます。

1教科だし大丈夫だろうという心の油断も出来てきます。

保育士試験対策講座に参加しよう!

そんな気持ちで1教科を落とすわけにはいかない!

その時に役立ったのが自治体で開催している保育士試験対策講座でした。

お金を払って申し込めば参加出来るので、私にとってはとてもありがたかったです。(場所によっては無料のところもあるみたいです。)

なんせ私はずっとユーキャンの通信講座だったので、完全に独学でした。

誰から教わることもなく、ひたすら教科書を見るだけ。

そういった意味で講師の先生から教えてもらえるこの時間は貴重でした。

保育士試験の実技対策も少しずつ考えていく!自分にとってどれを選べば合格できるだろうか。

そんなこんなで私は残り1教科となっていた「小児栄養」も無事に合格となり、見事実技試験に進むことが出来ました。

本格的に実技試験対策にも取り組む必要がありました。

保育士試験の実技試験は

  1. 音楽
  2. 絵画
  3. 言語

この3つから2つ選ぶことになります。(当時はたしかこんな。今は名前が変わってるけど大体一緒。)

どれを選ぶかが大きな選択なのですが、私には選択の余地はありませんでした。

なぜなら

 

自分は絵の才能が皆無である(;一_一)

 

これは本当にヤバイです。

絵心ない芸人と同等かそれ以下です。

子どもに書いた絵なんて見せたらトラウマになってしまうかもしれません。

そんなこんなで私は必然的に「音楽」と「言語」を選択することになりました。

ピアノを習わせてくれてた両親ありがとう(T_T)

「音楽」はピアノ(ギターなどでも可)の弾き歌いが求められました。

課題曲は「とんぼのめがね」と「イルカはザンブラコ」でした。

私は幼少期にピアノを習っていたことがあるので、ここは自信がありました。

保育士になるということでピアノでつまづく人は多いと聞きますが、ピアノを習わせてくれていた両親には本当に感謝です。

言語の練習を1人で延々とするのは気味が悪いけど、絶対必要!

もう1つが「言語」です。

「言語」のテストというのは目の前に対象の年齢の子(3.4.5歳児)が数十人いることを仮定して、素話を披露するというものでした。

これはもう話す話を決めたら、ひたすら練習するしかありません。

素話なので内容を暗記する必要があります。(時間で切られるので、最後まで話す必要はなし)

自分しかいない部屋で壁に向かって、ひたすら子ども向けの素話を話しているというのも客観的にみたら気味が悪いものだったと思います(笑)

しかし、合格のためには世間体や見た目など気にしていられないのです!

実技試験の緊張感は筆記試験の比じゃない!

いざ、実技試験当日の日。

出来る限りのことはしていったつもりでもめちゃめちゃ緊張します。

1発勝負なので、そこで失敗したら終了です。

またもう1年苦渋の日々の始まりです。

 

私は「音楽」を先にやったと記憶しています。

だいぶ待ち時間も長くて、待てば待つほど緊張が高まりました。

ピアノを弾くので汗をかいたり緊張で指が動かないと命取りです、でも緊張を止める術はありません。

いざ自分の番が来るとある意味開き直り、やりきることが出来ました。

弾き歌いはピアノの正確さもありますが、大きな声で歌えるかということもポイントだと聞いていたので、大きな声で歌うことを意識しました。

 

次に「言語」の試験を受けました。

部屋に通されると高齢のおばさまが確か2人いたような記憶があります。

この人たちを子どもと見立てて話すのかい!と思いましたが、1年、いや2年間頑張ってきた試験のこれが最後なんだという気持ちを込めて、素話を披露しました。

途中まで話したところで「もう大丈夫です。」と言われ、私の実技試験は終わりました。

 

終わってすぐは受かった自信はなくて、落ち込んでいました。

ただ、試験官の人がどちらもニコニコしてくれていたのを覚えています。

話を聞くと気難しい顔をしていてやりづらかった人もいたようですが、自分は良い試験官の方に当たったようでした。

人事を尽くして天命を待つという気持ちで、合否のハガキを待ちました。

そして合否のハガキが届きました。

見事、保育士試験合格!!!

この時は本当に嬉しかったです。

それまでの人生で自分でなにかを決めて成し遂げたという経験が私にはなかったから。

進学をしてきたのも、なんとなく周りがそうだから自分もそうするくらいの感覚で流されてきました。

しかし周りが就職していく中で自分は保育士になりたいという選択をし、そしてそのことに向かって時間をかけて行動し、結果を出すことが出来た。

そのことが本当に嬉しく、今でも自分が誇れることの1つかなと思っています。

 

家族や友達も喜んでくれたし、学童保育のバイトを浪人時代も続けていましたが、そこで出会った指導員の方も応援してくれて喜んでくれました。

周りの人が喜んでくれたことが、自分は保育士になることが出来たのだと実感させてくれました。

これで、ようやくスタートラインに立つことが出来た!

しかし、これはあくまで資格を取れただけのこと。(そう考えるとなんか切ない笑)

専門学校に行ってる子なんかはとっくに現場で働いています。

私は4年生大学出身で、さらに1年保育士浪人をしているので大きな遅れを取っている。

そう、これはあくまで保育士人生としてようやくスタートできるチケットを手に入れただけなのです。

しかし、これがなければ始まらなかったとも言えます。

ここから就職活動(ここにきてようやく)を始めたり、実際に保育士として働き始めた中での挫折などたくさん味わっていくことになるのですが、それはまた後程どこかで書けたらと思います。

 

最後にひとつだけ。

 

私と同じように試験を受けて保育士資格を取得し働いている人は、これまでの現場でも今の現場でもたくさんいて、保育園の子どもたちの力になっています。

保育士不足が大変な問題になっている昨今、試験を受けてでも保育士になりたいという人が増えてくれれば嬉しいなと思いますし、私は応援します!

 

それでは、また!

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