どうもー、ゆきかざです!
クラスに私のことを大好きでいてくれる女の子がいるのですが、その子に
「きのう、ゆきかざせんせいがゆめにでてきた!」
って言われたので、「夢でもかっこよかった?」(その返しもどうなんだ(笑))と聞いたら
「うん!」て言ってくれたので、おもいっきりハグしました。
こんな穏やかな毎日が続けばいいと思いました。
とても和やかなエピソードからスタートしましたね。
この後にダーティーなお金の話もしたくないので、このまま保育の話をしようと思います(笑)
Contents
自分がなりたい保育士ってどんなだろう?
何度も言いますが私はたいした保育士ではありません。
しかし保育士としてこうでありたいという理想の保育士像はあります。
その保育士像の1つに「子どもに憧れられる保育士でいたい」というものがあります。
私の好きなバンド「Stone Roses」の名曲で「I Wanna Be Adored」という曲があります。
ひたすら「憧れられたい」(直訳)と叫び続けるこの曲は洋楽ロックに目覚めたての大学生だった私の胸に響きました。
なんてストレートでかっこいいんだろう。
人は誰でも「誰かに憧れられたい」そんな気持ちを持っていると思います。
でも誰かに憧れられるってかなり難しいですよね。
私にとって憧れられたい存在は自分が関わる子どもたちです。
別に同世代や大人相手に難しいからそう言っているのではありません(笑)
「子どもに憧れられる保育士になりたい」
そんな気持ちで日々子どもたちと接しています。
子どもに憧れられる保育士になるには?
私にも男性保育士の仲間がいて、自分より年上の人も年下の人もいます。
経験も人それぞれです、普通の会社で働いていて急に保育士を目指してなられた方もいます。
私より経験が少ない保育士さんには仕事の相談をされることも時々あるのですが、多い悩みは
「子どもに好かれるには?」
「子どもが言うことを聞いてくれない」
そういう悩みが多いです。
もちろん私もまだまだ勉強中で簡単に答えられる立場でもないのですが、自分なりに考えた答えを挙げるとするなら
「子どもに憧れられる先生でいることじゃないかな」と答えます。(うわっエラそう)
そうなると次に「じゃあ子どもに憧れられるにはどうしたらいいの?」ってなります。
これに対しては私には自分なりの答えがあります。
それは
「自分が出来ることを子どもにたくさん見せれば良い」
難しく考えすぎることはありません。
私(大人)には「子どもには出来ないけど自分には出来る」ことが山ほどあります。
それを子どもの前で見せていけばいいのです。
「自分には出来ないことが先生には出来る」
そういう姿を見れば子どもは先生のことをかっこよく思い好きになってくれます。
好きな人の言葉は子どもはよく聞いてくれます、信頼関係もぐっと強くなります。
子どもと保育者で信頼関係がしっかりと出来ているクラスはまとまります。
保育を円滑に運営していくという観点からも、保育者が子どもに憧れられることは非常に大切だと思っています。
ましてや私は男ですから立場的にもありがたい立場にいます。
絶対条件として男性保育士は少ないのでそれだけで子どもから注目されます。
こんなラッキーなことはありません。
ただそうは言ってもなかなか上手く子どもと関われず、子どもからもバカにされてしまったり、女性の職場という荒波に揉まれてやめていった男性保育士も私はたくさん知っています(怖)
実際にやるとなるとやっぱり保育って難しいですよね。
憧れられるための工夫
子どもに憧れられる方法には自信があるとは言いましたが、それにしても普通にやっていてはいけません。
ちょっとしたコツのようなものがあります。
それはシンプルにいえば大げさにやることです。
例えばレゴブロックであそんでいた男の子がいて、ブロックとブロックがくっついて取れなくなった子がいたとします。
そうなると子どもは「せんせー、とってー」と保育者に助けを求めてきます。
普通にするならレゴとレゴを取って渡して「はいどうぞ」「ありがとー」でおしまいです。
憧れられ度(言いにくい)は1くらいしか上がりません。
でも、私ならこうします。
子どもに「とってー」と言われたら最初はなかなか取れないフリをします。
「あれ、おかしいな。」「なかなか固いね。」と演技します(笑)
子どももちょっと不安そうな顔になります。
そこで子どもにこう言います。
「ちょっと待ってね、今ゆきかざパワーだすから!」
そういって力を溜めるポーズだったり、動きを入れます。
そして深呼吸をして「はー!!!」とおもいっきり大げさにレゴを取ります(笑)
その瞬間子どもはビックリした後、「わー、すごい!」と笑顔を見せてくれます。
レゴの取れた嬉しさと保育者の見せたパワーで大興奮です。
そうすれば多分憧れられ度(言いにくい)は50はあがると思います。
1と50じゃ大違いです、それが日々積み重なっていくと保育者を見る目も大きく変わってくると思います。(もちろん子どもとの関係は数字じゃ測れませんが)
あくまで一例ですが、こんな簡単なことでいいんです。
準備体操の時に普通にジャンプするんじゃなくてちょっと高めにジャンプする、こんなことでも子どもからは感嘆の声があがります。
そういうことを意識して私は子どもと関わるようにしています。
見せ方によって子どもの感じ方は大きく変わる
「こんなの子どもだましだ!」そう思われるかもしれません。
でも別に子どもだましでいいじゃないですか。
見せ方の工夫で子どもの感じ方は大きく変わります。
保育者のことを好きになってくれたり、憧れてくれるなら私は子どもだましも全然使います。
別に本当に子どものことをだまそうと思ってやっているわけでもありませんしね(笑)
保育を行っているとそういう見せ方の工夫って本当に大事だなと思います。
どんなに子どもの成長のために有益なことをやっていても、無表情で淡々とやってたらなんにも面白くないし伝わりませんもんね。
これまでの経験があったから、自然体で子どもと接することが出来るようになった
今ではどんな大げさな演技も表情も声色もなんの恥ずかしさもなく出来るようになりました。
でもそれだってすぐに出来るようになったわけではありません。
保育士になりたての頃は子どもの前だって分かってても必要以上に大げさにしたり、テンションあげて関わるってすごい難しいです。
他の保育者さんに変な目で見られないかなとか周りの目が気になったりします。
あと子どもってとても鋭いので動きや表情が自然じゃなかったり、自信のない中やっているとすぐに見抜くんですよね。
ある程度自然体で関われるようになってきたのはつい最近のことですが、やっぱり毎日子どもと関わってきた経験、それが全てなんだと思います。
偉そうに自分なりの考えを書いてしまいましたが、まだまだ勉強中の私です。
保育士としては底辺という気持ちでいつもいます。
もっと「子どもに憧れられる保育者」に近づけるよう努力していきたいと思います。
それではまた明日!(台風で帰宅できない場合はブログの更新はありません(笑))
同じ「する」事でも、アクション次第でそれが子ども達には面白くなったりしますからね。
憧れる保育士=信頼関係ですからね~
ゆきかざさんのところの園児がうらやましいです~
同じことをしていてもこちらの見せ方で子どもの反応は全然違う、だからこそ見せ方や声掛けの大切さを感じています。
長く深く丁寧に関わることで信頼関係は築けていくと思うので、これからも頑張りたいと思います。