仕事(保育)

保育士が天気を気にする理由【雨も大切と子どもに伝えていけるように】

どうもー、ゆきかざです!

みなさんはどれくらい天気予報を気にしていますか?

私は毎日にらめっこするくらい見てます(笑)

今回は育士と天気」についての話をしたいと思います。

天気を気にする職業といえば?

皆さんも天気予報をほぼ毎日どこかでは見ていますよね?

それによって洋服を変えたり、自分の行動スケジュールを変えたりしていると思います。

職種によっては天気次第で仕事内容が変わることもあります。

工事関係の人だったり、漁師さんだったりはあてはまるかもしれません。

 

実は保育士も天気によって大きく左右される職業です。

ですので、人一倍天気予報というものを気にして見ています。

明日や数日後の天気予報の変化で一喜一憂したりもします。

天気予報が当日になって外れることで、朝起きて絶句することもあります(笑)

では、なぜ保育士がそこまで天気を気にするかを考えてみたいと思います。

 

毎日の主活動は天気によって変わる

毎日の子どもの活動、特に主活動と言われるものは大きく天気に左右されます。

これはきっと皆さんも想像しやすいですよね?

天気が良ければ園庭や屋上、散歩に出てあそぶことが出来ます。

しかし雨が降ったり天気が悪い場合は戸外には出れず、園内での活動になります。

基本的に保育士にとっても、子どもにとっても戸外に出れる方が良いので基本的に悪天候はイヤです。

室内だけの活動だとどうしてもトラブルに繋がりやすくなります。

 

乳児クラスであればなにをして過ごそうか悩みます。

集中力もまだ長く続かない小さな子どもたちにとって、どうやって時間を使って保育していくかはとても悩むところです。

子どもたちも同じ空間の狭いところに長くいると、子ども同士の噛みつきやひっかきなどのトラブルにも発展しやすくなります。

 

幼児クラスになれば室内でも集中してあそぶことが出来るようになりますが、長時間になるとなかなか気持ちが発散出来なくなります。

そうなると、乳児クラスより行動や動きが活発な幼児クラスは子ども同士のケンカなどに繋がりやすくなります。

 

天気により大きく活動が左右される保育士という仕事なので、天気予報からは目が離せないのです。

 

行事と天気の関係性とは?

保育園での行事も大きく天気に左右されます。

最初から園内で行うと決まっている行事に関しては特に問題ありません。

(それでも保護者参加の園内行事などでは雨の日用のタオルや傘立てを出したりの配慮は必要になります)

 

戸外で行う行事に関して、行事の担当の保育士はしょっちゅう気にして予報を見ています。

特に運動会なんて保育園最大の行事の場合は、準備から進め方、当日の流れなどが大きく変わるので、天気が気になって寝付けなくなります。

担当の保育者だけでなく、各クラスの競技も戸外(園庭など)や室内(体育館)で変わりますので、毎日保育園の職員みんなが当日の天気を確認しています。

遠足も天気によって行く場所が変わることもありますし、もちろん夏の時期のプールもそうですね。

 

保育園の行事を考えていく上でも天気は切っても切り離せないのです。

 

いつでも色々なパターンを考えて対応している保育士という仕事

じゃあ結局、天気によって左右される部分を保育士はどう考え・どう対応しているのか?

結論としては晴れバージョン、雨バージョンというものをいつでも考えながら仕事をしています。

活動は毎日ありますので、ほぼ毎日2つ考えているということですね。

 

明日は晴れてたら散歩に行く予定だけど、天気予報では雨の可能性もあるから室内で出来る製作の準備をしておこう、という感じですね。

保育園にホールなど体を動かせるような部屋があればそこを活用するという人も多いかと思います。

でも、いつでも自分のクラスが好きなように色々な部屋を使うということは当然出来ません。

戸外に出れないとどのクラスも悩みますから、みんなで相談しながら色々な部屋を譲り合って使うわけですね。

 

ホールは「何時から何時まではなに組が使う」とか、「どこの部屋とどこの部屋をちょっと交換してあそぼう」とか、売れっ子タレントのように数分単位でみんなで決めます(笑)

こういう所でも保育園は保育士同士の連携・協力がいかに大切かということを感じます。

もちろん園内での職員のパワーバランスなどは各園によってあるでしょうが、それはまた別の話になりますので、今回は触れません(笑)

 

雨の日が続く梅雨などは特に活動を考えるのが大変です。

ある程度経験年数が増えていくと自分の保育の引き出しが増えて、室内での過ごし方にも余裕が出てくるのでしょう(私はまだそんな領域には達していません)

また「今日は室内でゆっくり過ごします」とざっくりとした活動の決め方で過ごすこともあります。

 

ただ若手の内はなかなかそういうわけにはいきません。

やはり、なにかしら主活動を立てないと周りの目が気になるし、なにも考えてないと思われるのもイヤですからね。

自分がリーダーの日はなるべく晴れてほしい、私も新人の頃はしょっちゅうそう思っていました(笑)

 

先ほど考えておくのは2パターンと書きましたが、場合によっては2パターンだけとは限りません。

朝は晴れていたけど急に雨が降ったパターンやその逆など、色々なパターンをシミュレーションしていることも多いです。

そういう色々なことをイメージしながら、保育士は日々仕事に取り組んでいるのですね。

保育士さんてすごいですね、誰も褒めてくれないので私が保育士さんを褒めたいと思います(笑)

 

雨はイヤなことばかりではないと伝えることも大切。

そんなこんなで保育士さんは天気を非常に気にしているという話でした。

でもここで大切なのは雨がイヤとか、自分の思ったとおりの活動が出来ないということを子どもたちの前で顔や表情に出さないようにするということだと思います。

もちろん子どもたちも戸外に行けないと残念がるので、そこを一緒に共感していくのは大切だと思います。

ただ雨なんて降らなければいいとか、雨がヤダとかそういうことばかりを子どもの前では言わないように意識しています。

 

雨が降るということも大切なことですよね?

子どもにはこんな声掛けをしてあげたいと思います。

・お花や木が水浴び出来て喜んでいるね。

・カエルやカタツムリが水あそび出来て喜んでいるね。

・新しい傘やカッパが使える(着れる)から嬉しいね。

・カッパを着て少しだけ雨の日散歩に出かけてみようか。

雨が降るということも大切な天気の1つです。

逆に雨の日しか出来ないこともあります(雨の日散歩など)

子どもたちにも「雨はイヤなことばかりじゃない」と思える気持ちが育っていけるような関わり方をしていってあげたいですね。

決して大人の現実的な「今日は花粉飛ばなくていいやー。」とかではいけませんよ(笑)

心の中では活動を考えたり、子どもたちをまとめていく大変さを抱えながらも外には出さず、子どもの前では保育士として雨の大切さを伝えてあげたいですね。

 

保育士は天気を読めるように?

保育士を長くやっていると、大げさですがなんとなく天気が読めるようになってきました(笑)

もちろん気象予報士の資格があるわけでもなく、雲の種類に詳しいわけでもありません。

言うなればただの勘です(笑)

 

でも散歩に行こうかなと思って空を見た瞬間、なんか怪しく感じて「今日はやめておこう」思った数分後に大雨が降ってきたりは何度もあります。

毎日天気に敏感になっている内に少しずつ天気が分かるようになってきたのかもしれませんね。

そんな私はプライベートでも急に空を見上げて

「一雨、来そうだな・・・」

なんてかっこつけて言い出すこともあります。

漁師さんみたいですね(笑)

でもプライベートだと全然当たらないんですよね(笑)

しょっちゅう洗濯物を濡らしたりしています。

この力はどうやら仕事中しか発揮できないようです。

 

保育士にとって天気は活動を左右させる大きな存在である

保育士がいかに天気を気にしているか、そして天気に左右されるかということを書きました。

そして天気次第で活動を変えたり、子どもに配慮したり、行事を進めていったりとその時々で柔軟に考えて行動しているということも伝えたいことでした。

今回の記事で保育士の仕事内容が少しでも伝わったなら嬉しく思います。

 

私も雨で憂鬱だなーと思うことはしょっちゅうありますが、天気にはどうあがいても逆らえないし、変えることも出来ません(笑)

どんな天気だろうと、それを受け入れて楽しめるような広い心を持てるようになりたいと思います(何十年かかるか分かりませんが)

せめて、子どもたちの前だけでも前向きにとらえていけるような保育士でいたいと思います。

 

それではまた明日!

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