どうもー、ゆきかざです!
保育士として働いてもう10年以上になりました。
男性として保育士という職業を選んで長いこと働いてきましたが、少しここまでの保育士人生を振り返ってみようと思います(大袈裟)
Contents
男性であることにこだわりすぎていた新人時代
今でも保育園の中に男性は多くありませんが、私の新人時代は今よりさらに少なかったです(といってもそこまで前ではありませんが)
女性の多い職場で働くというのは、不安も多くありました。
就職して数年は毎日本当にしんどかったですね。
働きながら葛藤していたのは、保育園の中で自分が
「男性保育士」としてなにが出来るか?
「男性保育士」としてなにを求められているか?
ということです。
といっても、ダイナミックなあそびを取り入れるとか、園の中で力仕事が求められた時は率先して動くようにするとかそんなシンプルなことです。
そんな風に「男性保育士」としての自分を考えている内に、いつしか「保育士」としての自分を失ってしまうような感覚がありました。
「男性保育士」ではなく「保育士」として当たり前のことを出来るように
若い頃の自分は仕事もそんなに出来なかったし(今もだけど)、自分がなにをすればいいのか分からない状態になりました。
「男性保育士」としてどう行動すればいいのだろうと・・・
その時の自分を今、思い返してみるとかなり勘違いをしていたんだと思います。
そもそも「保育士」としての仕事が全然出来ていないのに、自分が「男性保育士」だからなにが出来るかを考えるなんてことがおかしかったのです。
もっと言えば「男性保育士」である自分は一般的な「保育士」としての仕事も出来なくていいとすら思ってました(当時の自分を叩きたいくらいな考え)
そんな甘い考えの自分が保育界で上手くやっていくことも出来ず、保育士としての自信ややる気も徐々に失っていきました。
ただ自分が本当に幸運だったのは、周りの人に恵まれていたことです。
辞めようとしたり異動したりもありましたが、いつも一緒に働く人に恵まれて少しずつ「保育士」としての仕事を覚えていくことが出来ました。
そんな中で分かったことが
「男性保育士」だからどうとか考える前にまず「保育士」として当たり前のことを出来るようにならなければいけない
ということでした。
当たり前のことなのですが、ここにたどり着くまでにけっこうかかりました。
そもそも自分は「男性保育士」を目指したわけではなく「保育士」を目指して資格を取得したのです。
でも、どこか「男性」ということで自分を甘やかしていました。
〈「男性」だから出来ないことがあってもいい〉なんて思っていたことがたくさんありました。
でも自分は「保育士」になったのだから「保育士」として出来なければならないことをまず覚えていくべきだった。
そんな当然なことにようやく気付いてから少しずつ自分は「保育士」として成長出来たと思います。
保育士ということに男性として出来ることを付加していく
新人時代にお世話になった先輩の先生が退職するということで最後の日に手紙をもらいました。
そこには
「男性」な時点でかなり得な立場にあるんだから、もっと自信を持って保育したらいいよ
的なことが書いてありました(細かい言い回しは違ったかもしれませんが)
当時もけっこう響いた言葉ではあったのですが、今思い返すとけっこう深いなと思います。
保育士として「男性」で得な部分は多くあります(もちろん大変なこともあるし、女性の職場に馴染めずやめていった男性の職員も多く知っていますが・・・)
「保育士」として少しは成長出来てきたかなと思う今、ここらでようやく「男性」として「保育士」をしている意味をあらためて考え、発揮出来たらいいのかなと考えます。
まずは「保育士」としての仕事を出来るようになること、そしてそれをある程度習得出来た時「男性」としてさらにどのような付加価値をつけていけるか?
それを考えて行動できるようになれば「男性」でありながら「保育士」を選んだ自分として道筋が開けていくような気がします。
男性保育士という言葉が今は好きではない
自分のブログのタイトルは「男性保育士ゆきかざのブログ」です。
ブログを書き始めて、まず自分を知ってもらうために分かりやすいタイトルをと思ってつけました。
でも自分は「男性保育士」という言葉が好きではありません笑
ここまで書いたように「保育士」を男性・女性で分けて考えることが違うと思います。
「男性保育士」という職業はありませんし。
言葉では「男性保育士」という言葉がよく使われますが「女性保育士」ってまず使いませんよね。
男性であろうと「保育士」として出来なければいけないことをしっかり学び、実践していかないとそれを当たり前に行っている女性の保育士に対しても失礼だと感じます(決して媚びているわけではなく)
ブログのタイトルも変えたいくらいですが、変えると色々めんどくさいことも多いので、当分はこのままでお願いします(落ち着いたらいつか変えます)
若い「男性」の「保育士」に声を掛けるとしたら
保育士として長く働いて思うことは少しずつ、男性の保育士が増えてきたなということです。
若い先生を見ていると自分の新人時代と比べてもしっかりしてるし、考えもちゃんと持っているしすごいなぁと思います。
私のように勘違いしたり、路頭に迷うことはないと思いますが、もし「男性」として「保育士」になった自分がどうしていいか分からなくなったら、
まずは「保育士」としての仕事をしっかり覚えよう!出来るようになろう!
とアドバイスしたいです。
当たり前の言葉に聞こえますが、とても大切なことです。
そうすればいつかそこに「男性」ながら「保育士」として働く自分の意味や、価値が生まれてくると思います。
私もまだまだ成長出来るように頑張ります。
それではまた明日!